ネイティブしか知らない『省略単語』のルール

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¡Hola a todos!

My Spanish Schoolリチです🙋‍♂️

どの言語でも辞書や教材に書いてある単語がリアルではほとんど使わないってことがありますよね。

具体的に日本語だと「スマートフォン」「スマホ」と言ったり、「リモートコントローラー」「リモコン」と言ったりして省略します。

更に英語にも省略ってあって、基本的に会話ではレーズが濁されてくっつく感じのものが多いです。

例えば「want to」「wanna」とか「kind of」「kinda」とか…もはや新しい単語になってきます😅

でもスペイン語の省略は日本語にすっごく似ていて、変化は短くなる事だけなんです!

今回のテーマは動画でも簡単に説明しているので是非チェックしてみてください↓

目次

省略単語の簡単なルール

まず初めにスペイン語の省略単語の簡単なルールを紹介したいと思います。

ちなみに3つだけです。

まずそのために今回紹介するものを全部見ちゃいましょう!

  • por favor
  • más o menos
  • fin de semana
  • Por si acaso
  • televisión
  • departamento
  • película

フレーズ4つと名詞3つです。省略されると太字になっている部分だけが残ります。

じゃこれらが省略されるにあたって、必要になってくるルール3つは:

ルール1:最初の部分が残る

しかもほとんどの省略は最初の2音節を残したもので基本的に母音で終わるように省略されます。

他には何個か3音節までのもありますが、実際は少ないです。

ルール2:短くしたことによってアクセントを付ける所が変わる

このルールもすごく簡単で、スペイン語で母音で終わっている単語は最後から2番目の母音にアクセントを付ければいいんですね。

なので例えば、あとで紹介する「película」という単語は「í」にアクセントマークが元々ついていましたが、これは無視されるということです。

後でこの単語を見るときに詳しく説明します!

ルール3:この省略されたものはカジュアルなので、フォーマルなシチュエーションや目上の人に対しては使わないようにする

そこだけ注意しましょう。

この3つのルールを当てはめながら今度は一つずつフレーズと単語を紹介していきます。

フレーズの省略

Por favor

Por favor
ポル ファボール
お願い/お願いします
スペイン語で-お願い

このフレーズは「謝罪フレーズ」「よろしく」などの記事で付け足すと丁寧になるフレーズとして何回か紹介したものです。

普段の会話でも「お願い」「お願いします」ってよく使いますよね。

省略する時は最初の2音節がくっついて:

Porfavor

更にくっつけた2音節だけ残して:

Porfa
ポルファ
お願い

アクセントは母音で終わる場合、最後から二番目の音節なのでo」を強調して発音します。

ニュアンスとしては親しい人にカジュアルに「お願い!」という感じです。

実は以前久保選手が会見でこの「porfa」を使っていました。

Más o menos

これは「調子を聞くフレーズ」「そんな感じ」になるフレーズを紹介した記事でもちらっと出てきたものです

Más o menos
マソメノス
そこそこ/大体
スペイン語で-まぁまぁ

発音の部分を見てもらうと、「s o」の音がリンキングしているので、

省略の場合はその最初の2音節が残って:

Maso
マソ
まぁまぁ

になります。

「á」に付いていたアクセントマークは無くなりましたが、この場合、引き続き同じ部分を強調して発音します。

💡例えば「元気?」と聞かれて、「まぁまぁかな」と答える時などに使います。

これも親しい人同士で使われます。

Fin de semana

これも「簡単日付フレーズ」の記事で紹介したフレーズです。

Fin de semana
フィン デ セマナ
週末
スペイン語で-週末

このフレーズを省略するには、まずくっつけて最初の2音節が残ります。

Finde
フィンデ

アクセントの部分が変わって「i」の部分を強調して発音します。

Por si acaso

次は少し例外で3音節くっつきます。

Por si acaso
ポル スィ アカソ
一応/念のため

「Porsiaca」は4音節と思いがちですが、「二重母音、三重母音」の記事でも説明したルールを当てはめてみると3音節なんですね。

porsiaca
ポルスィアカ
一応/念のため
スペイン語で-念のため

このフレーズ自体の意味はそのまま変わらないですが、カジュアルな言い方になるので使うシチュエーションは限られます。

そしてアクセントの場所も変わります。以前は「ca」 の部分を強調して発音していたのが、省略すると緑色になっているa」の部分を強調して発音します。

名詞の省略

今度は3つの名詞を省略していきます。

Televisión

まずは

Televisión
テレビスィオン
テレビ
スペイン語で-テレビ

最初の2音節残して:

Tele
テレ

アクセントの場所は「ó」だったのが緑色になっているeに変わります。

Departamento

Departamento
デパルタメント
マンション/アパートの部屋
スペイン語で-マンション

2音節残すと:

Depa
デパ

こうです。

最初にちょろっとスペイン語の場合、基本的に母音で終わるように省略されると言いました。

なのでこの場合は2音節目の「r」が取れて省略されるわけです。

アクセントの部分はeになって、そこを強調して発音します。

Película

Película
ペリクラ
映画
スペイン語で-映画

この単語を2音節だけ残して省略すると:

Peli
ペリ

ここで唯一注意することは、アクセントマークを取ることです。

それで逆にeの方にアクセントがいくので、そこを強調させて発音します。

その他の省略単語

他にもよく使われる単語をまとめてみました。

オレンジ色になっている部分が省略する際にくっついて残る部分で、緑色の部分が強調して発音する所が変わった部分になります。

bicicleta
ビスィクレタ
自転車
bici
ビスィ
colegio
コレヒオ
学校
cole
コレ
información
インフォルマスィオン
情報
info
インフォ
universidad
ウニベルスィダッ
大学
uni
ウニ
cumpleaños
クンプレアーニョス
誕生日
cumple
クンプレ

これらの単語全てに最初に紹介したルール3つが当てはまっています。

是非パズル感覚でどこがどう変わったのか解いてみてください!

省略単語は他にも色々あって、地域別で少し変わったりもします。

それはまた別の記事で紹介したいと思います。

まとめ

省略のルール:

🚩ルール1: 基本的に最初の2音節を残して母音で終わる形で省略される

🚩ルール2:短くして母音で終わっているので最後から二番目の音節にアクセントが移る

🚩ルール3:省略されたフレーズはカジュアルなので目上の人やフォーマルなシチュエーションでは使わないようにする

フレーズの省略:

Por favor
ポル ファボール
お願い/お願いします
Porfa
ポルファ
お願い!
Más o menos
マソメノス
そこそこ/大体
Maso
マソ
まぁまぁ
Fin de semana
フィン デ セマナ
週末
Finde
フィンデ
週末
Por si acaso
ポル スィ アカソ
一応/念のため
Porsiaca
ポルスィアカ
一応/念のため

オレンジ色になっている部分が省略する際にくっついて残る部分で、緑色の部分が強調して発音する所が変わった部分※

省略された単語:

televisión
テレビスィオン
テレビ
tele
テレ
departamento
デパルタメント
マンション/アパートの部屋
depa
デパ
película
ペリクラ
映画
peli
ペリ
bicicleta
ビスィクレタ
自転車
bici
ビスィ
colegio
コレヒオ
学校
cole
コレ
información
インフォルマスィオン
情報
info
インフォ
universidad
ウニベルスィダッ
大学
uni
ウニ
cumpleaños
クンプレアーニョス
誕生日
cumple
クンプレ

今回紹介しきれなかった省略単語は沢山あるので他で見ていきますが、

基本的なルールは先ほどの3つが当てはまるので覚えておいてください!

聞いたことのある省略単語はありましたか?他にどんな省略単語を知っていますか?

是非コメント欄で教えてください!

ではまた!¡Hasta luego!

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