スペイン語で「無理です」「不可能です」直接的過ぎずに断りたい時のフレーズ
【ゼロからの文法レッスン】を行っています
詳しくは➡こちらの動画⬅ から
¡Hola a todos!
My Spanish Schoolのリチです🙋♂️
誰しも弱音って吐きたくなる時もありますし、どんな依頼も誘いも「できます、できます🙋♂️」なんて言っていたら身が持たないですよね😅
なので今回はそんな時にスペイン語で「無理です!」と言えるものや、もう少しオブラートに包んだ「ちょっと難しいです…」などのフレーズを紹介します。
もちろん今回のテーマには「無理!」なんて言わずに全てではなく何個かでいいのでフレーズを覚えてみましょう😊
どれも自然なものになります。
動画でも簡単に説明しているので是非チェックしてみてください↓
⚠はじめに注意点というか、言っておきたいことがあります。
今回表示する日本語訳は全てフォーマルな形にします。
でもどのフレーズも人を指さないので、実際はカジュアルとフォーマルは気にせず同い年や、年下の人にも使えるものだと知っておいてください。
目次
「難しいです」になるフレーズ
ではまず、まだ直接的ではない「難しいです」の表現からです!
まだ少し遠慮が感じられるようなものです。
Está difícil
Está difícil
エスタ ディフィシル
難しいです
💡訳はそのまま「難しいです」になるのですが、これは
- 何かの依頼や誘いであったり、
- 「これ出来る?」と聞かれた時であったり、
- 更に実際に何かをやっていて、モノや状況に対して「難しいなぁ😣」と思った時
にも言えるものなので、
簡単に言うとこれ1つで日本語でも色々な場面で使われる「難しいです」と同じ感じで使えるということです。
覚えたら凄く便利です!
これに度数を付けるならば、難しい度【★☆☆】ですね!
Está complicado
このフレーズも「難しいです」と同じ使い方が出来るものです。
Está complicado
エスタ コンプリカード
複雑です
💡これは訳通り、「複雑=難しい」という意味で、「これ出来る?」や何かの誘いに「複雑です」と答えるのは日本語だとちょっと変な感じもしますが、「自分ではどうにもならない、できないかもしれない」
ニュアンス的に「トライしてみるけど保証はないよ。」とちょっと保険をかけて断っている感じです。
なので、実際に
- 自分にとっては複雑で理解ができないと言いたい時や、
- やんわり断りたい時
にぴったりなフレーズなんです!
これも 難しい度【★☆☆】 です。
付け足して難易度を変える
先程のフレーズはまだ「ちょっと難しいです」の濁した感じはまだ出てないと思います。
そうするには「少し」の記事で紹介したフレーズを追加するだけです!
それが:
un poco
ウン ポコ
少し/ちょっと
かわいい発音ですよね(笑)この場合、「ちょっと」の訳を使います。
すると:
Está un poco difícil
エスタ ウン ポコ ディフィシル
ちょっと難しいです
Está un poco complicado
エスタ ウン ポコ コンプリカード
ちょっと複雑です
💡この形も先程と同じで依頼であったり、「出来る?」への返事だったり、「これちょっと難しいなぁ😣」と言いたい時にも使えるものになります。
なのでこれは、難しい度【☆☆☆】という所でしょうか?
特に何かの誘いにどうしても(本当に)行けない時に使うと、大分オブラートにそれを伝えることができるので便利です。
🚩他にも「難しいです」の度合いを上げる単語を付け足すとバリエーションを出すことができます。
💡例えば:
Muy
ムイ
とても/かなり
この単語を付け足すと、
Está muy difícil
エスタ ムイ ディフィシル
かなり難しいです
Está muy complicado
エスタ ムイ コンプリカード
かなり複雑です
実際何かがかなり難しい時や、結構強めに誘われていて、直接的過ぎずに断りたい時に使えます。
日本語と同じ使い勝手です。この場合、難しい度【★★☆】です。
💡更に
Bastante
バスタンテ
沢山/結構
を付け足すと訳はちょっと変わりますが:
Está bastante difícil
エスタ バスタンテ ディフィシル
めちゃくちゃ難しいです
Está bastante complicado
エスタ バスタンテ コンプリカード
めちゃくちゃ複雑です
これで「無理です」に結構近づいてきていますが、まだ直接的ではないフレーズとして使えます。
難しい度【★★★】になります。
ぜひこの三つの単語でバリエーションを付けてみてくださいね!
「出来ません(無理です)」になるフレーズ
今度はもう少しハッキリと「出来ません」と言える表現を見ていきます。
ここは文法上凄くシンプルな表現です。これが「無理です」に近いフレーズにもなります。
No puedo
No puedo ノ プエド (私は)出来ません
💡「puedo」という単語は「(私は)出来る」という意味ですが、「No」で否定にすることによって結果、「出来ません」になります。
ただ訳を見てもわかる通り、これだと少し冷たいというか、ぶっきらぼうですよね。
これぐらいハッキリ言わなければならない状況もあるかもしれませんが、
🚩一応そうならないために付け足せるのが、謝罪の表現の記事で紹介した:
Lo siento
ロ シエントント
申し訳ないです
です。組み合わせると:
No puedo, lo siento
ノ プエド ロ シエント
(私は)出来ません、申し訳ないです
この組み合わせで断ると、「(いやぁ)出来ません、申し訳ないです😥」になって、「どうしても無理です」って感じがありますよね。
🚩もう1つ凄いネイティブっぽい表現を紹介します。
これも直接過ぎずに断りたい時に使えますが、ただ少し長くて難易度も上がるので出来れば覚えてみてください。
No creo que pueda ノ クレオ ケ プエダ (私は)出来ないと思います
💡難しくなってしまう点として、ここが先程の様に「puedo」ではなく、少し特殊な活用で「pueda」なのですね。
でもこの「creo que」の箇所は「..だと思う」という意味で、実は「たぶん…」の記事で以前紹介したフレーズですのでこれも合わせて覚えてみてください!
しかもこれにも先程の様に「申し訳ないです」の意味の「lo siento」も付け足せるので結果凄く親切にすることができるフレーズですね!
No creo que pueda, lo siento
ノ クレオ ケ プエダ ロ シエント
(私は)出来ないと思います、申し訳ないです
No se puede
これも「出来ません」になるフレーズですが、先程との違いとして、これは自分を指すのではなくて、モノや状況に対して「出来ません」と言う事になります。
No se puede
ノ セ プエデ
(それは)出来ません
ここだけちょっとややこしいですが、
🚩例えば「○○を修理することができる?🤔」と聞かれて「私は修理できません」と言いたいなら、先程の「No puedo」で、その物自体が修理不可能なら「No se puede」と言う感じです。
でも断る時にはネイティブは感覚的にどちらも同じように使っています。
🚩このフレーズにも「申し訳ないです」や「たぶん…」になるフレーズを付け足すことができます。
No creo que se pueda, lo siento
ノ クレオ ケ セ プエダ ロ シエント
(それは)出来ないと思います、申し訳ないです
この二つを付け足すだけで、丁寧に断るフレーズになるので覚えると便利です。
⚠一つ注意点として、ここも「Puede」が「Pueda」に変わります。
仕事などで結構使わなければいけない場合、定型文として覚えて使ってみるのもアリです。
「不可能です」になるフレーズ
今度はハッキリと断ることができる表現を見ていきます。
たぶん前の2項目のフレーズの方が使う頻度が多いかなと思いますが、しつこい人に「絶対無理🙅♂️」と伝えたい時に使えますし、
更にここで紹介するものは英語と似ていたりするので覚えやすいかなと思います。
Es imposible
Es imposible
エス インポシーブレ
不可能です
💡訳はそのまま「不可能です」になります。
なので「imposible」というのが日本語の「不可能」であり、英語だとほぼほぼ同じスペルの「impossible」です。
「Es」というのは日本語だと「…です」であり、英語だとbe動詞のことですが、そこはあんまり気にしなくてもいいです。
というのも、正直忘れたら「Es」なしの「imposible」だけでも使えるからです。
💡ただこの英単語とは発音する時のアクセントの場所が違って、英語だと赤くなっている「impossible」の部分を強調して発音しますが、スペイン語の場合「Imposible」と「si」を強調して発音します。
なので、この英単語を知っていればスペイン語とも関連付けて覚えてみてください!
🚩実際これもぶっきらぼうではあるので、そうでなくするために、先程のフレーズにも付けた「lo siento」を足して
Es imposible, lo siento
エス インポシーブレ ロ シエント
不可能です、申し訳ないです
これでもう少しフレーズを優しくしつつ、断言することも出来るわけですね。
どうしてもって時にはこれを使ってみてください。
Ni hablar
では最後に更に更にハッキリ「不可能です」になるフレーズを紹介します。
Ni hablar
二 アブラール
話にならない
💡このフレーズは「当然だ」と同意する相槌としても使いますが、「不可能です」に近いものとしても使われます。
ニュアンス的には「何を言ってきても無理です」という風にきっぱり断るフレーズです。
これは「Lo siento」を付け足してもかなり強めに断ったり、無理だと言っているのでよっぽどの状況じゃないと使わないと思いますが、できたら覚えてみてください。
まとめ
「難しいです」になるフレーズ:
Está difícil エスタ ディフィシル | 難しい度【★☆☆】 難しいです |
Está complicado エスタ コンプリカード | 難しい度【★☆☆】 複雑です |
・何かの依頼や誘い、 ・「これ出来る?」と聞かれた時、 ・実際に何かをやっていて、モノや状況に対して「難しいなぁ😣」と思った時 に使える
付け足してバリエーションを付ける単語:
un poco ウン ポコ | 難しい度【☆☆☆】 少し、ちょっと |
muy ムイ | 難しい度【★★☆】 とても、かなり |
bastante バスタンテ | 難しい度【★★★】 沢山、結構、めちゃくちゃ |
🚩例1
Está un poco difícil
エスタ ウン ポコ ディフィシル
ちょっと難しいです
🚩例2
Está muy complicado
エスタ ムイ コンプリカード
かなり複雑です
🚩例3
Está bastante difícil
エスタ バスタンテ ディフィシル
めちゃくちゃ難しいです
これらの単語を付け足すことによって、「難しいです」の難易度別にバリエーションを付けることと、直接過ぎずに断ることができる。
ちなみにこれらの単語以外にも付け足せるものも複数あるので興味があれば「少し」の記事と「とても、すごく」の記事を見てみてください。
「出来ません (無理です) 」になるフレーズ:
No puedo ノ プエド | (私は)出来ません |
No se puede ノ セ プエデ | (それは)出来ません |
これだけだと少しぶっきらぼうで冷たい感じなので、謝罪の言葉と組み合わせると丁寧になる↓
No puedo, lo siento ノ プエド ロ シエント | (私は)出来ません、申し訳ないです |
No se puede, lo siento ノ セ プエデ ロ シエント | (それは)出来ません、申し訳ないです |
更に「…だと思う」になる「Creo que...」を付け足すと遠慮気味に断るフレーズになる↓
No creo que pueda, lo siento ノ クレオ ケ プエダ ロ シエント | (私は)出来ないと思います、申し訳ないです |
No creo que se pueda, lo siento ノ クレオ ケ セ プエダ ロ シエント | (それは)出来ないと思います、申し訳ないです |
⚠ここだけ「Puedo」と「Puede」が「Pueda」に変わるので注意
「不可能です」になるフレーズ:
Es imposible エス インポシーブレ | 不可能です |
Ni hablar 二 アブラール | 話にならない |
ハッキリと断ることができる表現。
しつこい人に「絶対無理🙅♂️」と伝えたい時に使える
このフレーズを優しくして断言するために「申し訳ないです」になる「Lo siento」を付け足すこともできる。
🚩例:
Es imposible, lo siento
エス インポシーブレ ロ シエント
不可能です、申し訳ないです
今回は少しネガティブな状況での表現でしたが、そんな時でもあまり直接的にならずに言える表現を紹介したので是非覚えてみてください!
ドラマや映画などでよく聞くフレーズも出てきたと思います。
どのフレーズを聞いたことがありますか?是非コメント欄で教えてください!
ではまた!¡Hasta luego!