スペイン語で「少し」「ちょっと」「あんまり」度合い別に使えるフレーズ
【ゼロからの文法レッスン】を行っています
詳しくは➡こちらの動画⬅ から
¡Hola a todos!
My Spanish Schoolのリチです🙋♂️
スペイン語学習中であれば誰しもネイティブに「Hablas español?(スペイン語話せる?)」と聞かれたら、初心者であってもそうでなくても、いい具合に「まぁ少しだけ」って言いたくなりますよね。
なので今回は「スペイン語話せる?」や「どれくらい髪切りますか?」などと聞かれた時にちょうどよく「少し」と答えたい時の表現をみていきます。
というのも「少し」のレベルを徐々に上げて肯定に近づけていきたいと思います!
動画でも簡単に説明しているので是非チェックしてみてください↓
目次
「ほぼゼロ」
まずは「ほぼゼロ」からの「少し」になる表現です。
ここで紹介するフレーズは逆に自然すぎて「スペイン語はほぼゼロ」という意味で言った場合は「本当か?🤔」って思われるくらい自然です。
Casi nada
Casi nada
カスィ ナダ
ほぼゼロ
💡「casi」が「ほとんど」という意味で「nada」が「ゼロ」…ではなくて「全く」という意味です。
🚩極端に「全く」と言いたい場合は「nada」と言えばいいということですね。
まぁ「スペイン語話せる?」と聞かれて「nada」だけだと少し冷たいですが、その返事に限らないのであれば「全く」という意味なので使えます。
でも「Casi nada」と言った方が少し優しくなりますし、謙虚です。
「ほんの少し」
今度はもうちょっと上がって「ほんの少し」と言いたい時の表現です。
A penas
A penas
ア ぺナス
ほんの少し/ほんのちょっと
💡実際直訳は「かろうじて」になります。
それで「どれくらい髪切りますか?」とか「スペイン語話せる?」などと聞かれてそれに「A penas」と言うと「ほんの少し」や「ほんのちょっと」ってニュアンスになるわけです。
「少し」からはちょっと離れてしまうかもですが、ネイティブは「やっとのことで」「ギリギリ」などの意味でも使います。
色んなシチュエーションで使えそうですね!
徐々にですが「少し」とはいいつつも、上がってきてますよね。
🚩日本語でも「ほんの少し」の更に少ないことを強調したい時は「ほーーんのちょっと」とか言いますよね。
それと同じニュアンスにしたい場合はこうなります:
A penitas
ア ぺニタス
ほーんのちょっと
この「ni」を長く発音すればするほど「ほーーんのちょっと」の「ー」の部分を長くするのと同じになります。
愛嬌がある言い方なのでこのバリエーションも是非使ってみてください!
「少し」
ここで標準の「少し」という言葉を紹介します。
Un poco
Un poco
ウン ポコ
少し
💡これが「少し」に当たります。なんかかわいい表現ですよね!
実際「poco」が「少し」という意味の単語なので、この様に使われるのが普通です。
🚩これに1つ単語を足して更にバリエーションを付けることができます。
Solo un poco ソロ ウン ポコ 少しだけ
💡意味は「少しだけ」で「solo」というのが「~だけ」に当たります。
意味はほぼ同じなのでどちらか一つを覚えるだけでもOKです。
🚩ちなみに先程と同様、「少し」という意味の「poco」の語尾を「poquito」に変えると「少し」から「少~し」になります。
Un poquito
ウン ポキート
少~し
「poquito」の「qui」を長く発音すればするほど「少~し」の「~」の部分と同じ感覚で少ないことを強調して言えます。
先程の「a penas」と同じニュアンスで使えるのでこれも愛嬌があるフレーズですが、
ややこしいと思ったら、最初は「Un poco」か「Solo un poco」だけで大丈夫です。
「ぼちぼち」
ちょっと難易度は上がりますが、「ぼちぼち」という意味になるものです。
No mucho
No mucho
ノ ムーチョ
ぼちぼち/あんまり/そんなに
💡このフレーズは「ぼちぼち」や「大したことない」みたいにも訳せます。
「mucho」が「沢山」で、「No」で否定することによって「そんなに」というニュアンスになります。
🚩例えば:
「スペイン語話しますか?」 と聞かれたら、
きっぱりと言わずに「No mucho…」と言うと、「別に大したことないです」と軽く謙遜してることになります。
この場合、ある程度少しのスペイン語が話せるって返事なんですよね。
なのでそのニュアンス是非覚えておいて使ってみてください。
🚩少し難しいフレーズなだけあって知るべきことがもう1つあります。
それが例えば「・・は好きですか?」と好きか嫌いかの質問の時にはこれは意味が変わってきます。
その場合は「ぼちぼち」ではなくて「あんまり」という意味になって、親切に「No」と言っていることになります。
ちょっとややこしいですが、違いを簡単にまとめると:
・好き嫌いを聞かれて相手を傷付けることなく「私はそんなですかね・・」の意味で使う時と ・「あなたは・・が出来ますか?」や「どれくらい・・しますか?」の様に度合がある質問に答える時だと「ぼちぼち」という意味で使います。
このフレーズは少し難しくなるので紹介するのをためらいましたが、使えるととっても便利なフレーズなので是非覚えてみてください!
まとめ
Casi nada カスィ ナダ | ほぼゼロ 「nada」だけだと「全く」 |
A penas ア ぺナス | ほんの少し |
A penitas ア ぺ二タス | ほーんのちょっと 「ni」を長く発音すればするほど 少なさが強調される |
Un poco ウン ポコ | 少し |
Solo un poco ソロ ウン ポコ | 少しだけ |
Un poquito ウン ポキート | 少~し 「quii」を長く発音すればするほど 少なさが強調される |
No mucho ノ ムーチョ | 度合いを聞いている質問に対して: ぼちぼち/そんなに 好きか嫌いかの質問に対して: あんまり |
今回は「ほぼゼロ」から徐々に肯定に近づいていくフレーズを紹介しました。
イントロで「スペイン語話せる?」と聞かれたら今回紹介したフレーズを使ってください!と言いましたが、
やはり勉強中の言語だと完璧な自信があるなんて難しいですよね😅
MSSではネイティブが使う自然な表現を紹介していきますので、無理せず徐々に覚えていってください!
「これ使えそうかな~🤔」と思ったのからでいいので、実践出来る場があれば、まず1つ覚えてみて使ってください。
どのフレーズを早速使ってみたいですか?是非コメント欄で教えてください!
ではまた!¡Hasta luego!