スペイン語の時間の聞き方、答え方 ~教材にはないものも教えちゃいます!~
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詳しくは➡こちらの動画⬅ から
スペイン語の基礎へようこそ!
My Spanish Schoolのリチです🙋♂️
さっと時間を聞いたり、聞かれて答えることが出来たらかっこいいですし、便利ですよね。
ということで今回はまずスタンダードな時間の聞き方と答え方、それから教材などでは教えられないネイティブだけが使う表現などを簡単に紹介します!
更に時間の答え方では表現を忘れちゃった時用の超簡単な方法も紹介します!
ただ唯一必要になってくるのが数字ですので是非、0-15の数字と16-99の数字の記事も合わせて読んでみてください
発音を聞きたい方は動画でも説明しているので是非チェックしてみてください↓
目次
時間の聞き方
¿Qué hora es?
まずは「今何時ですか?」と聞く時のフレーズです。
¿Qué hora es?
ケ オラ エス
今何時?/今何時ですか?
💡ここで英語と比較して解説していきたいと思います。
英語では
What time is it?
ですよね。
まず「qué」は疑問詞「what」に当たって、次に「Hora」は「時間」で「Time」と同じになります。
じゃあ、この「es」は「is」の事?🤔
そうです。
という事はこの「es」英語のbe動詞に当たるもので「~である」という意味です。
ちなみに「it」に当たる物は使わないです。
なぜならスペイン語で主語になるのは基本的に省略されるからです。
この部分を細かく解説しているのは、Be動詞の「~である」に当たる「es」が答え方の方で使われるので覚えておいてほしいからです。
💡ちなみにこのフレーズはカジュアルとフォーマルに分かれないので、どんなシチュエーションでも同じ聞き方でOKです。
丁寧さを出したい時は「謝罪のフレーズ」の記事で紹介した、謝ったり、声をかける時に使う「すみません」という意味の「Disculpa」などを前に付けて:
Disculpa, ¿Qué hora es?
ディスクルパ ケ オラ エス
すみません、今何時ですか?
と言うと丁寧で礼儀正しい聞き方になります。詳しくはそちらの記事もチェックしてみてください!
¿Qué horas son?と聞くのは間違っている?
ネイティブは
¿Qué horas son? ケ オラス ソン 今何時?今何時ですか?
とも言います。
💡英語にすると
What times are?
になります。
要するに複数形になったわけです。
この「son」は先程の「es」の複数形ということです。「Hora」も「Horas」になって複数形に変わりました。
この「son」も答える時に出てくるので覚えておいてください。
🚩この複数形での聞き方についてなんですが、間違ってるとは言えないらしいんですが
スペイン語の標準を規定している組織RAE [Real academia española]は、単数の方だけの使用を勧めています。
参考:[ https://www.rae.es/duda-linguistica/para-preguntar-la-hora-se-dice-que-hora-es-o-que-horas-son ]
でも特に中南米でネイティブは「¿qué horas son?」もよく使うので、ネイティブと話す時に困らないように覚えておいて、使うのは正しい聞き方の「¿qué hora es?」だけを使ってくださいね。
時間をより詳しく伝える単語
時間の答え方を紹介する前に、時間を伝える時に重要な単語3つと、プラス覚えられたら尚良い単語3つを紹介させてください!
午前・午後・夜を指す単語
de la mañana デ ラ マニャーナ | 午前の |
de la tarde デ ラ タルデ | 午後の |
de la noche デ ラ ノチェ | 夜の |
💡日本語では午前と午後の二つだけに分かれることが多いですが、スペイン語の「午後」に当たる「de la tarde」は日が沈む前までの午後を指していて、日が沈んだ後は「夜の」になる「de la noche」を使います。
これらは時間を言った後に付け足します。(後で例をあげて紹介します)
とはいえ、同じ場所にいる人に「今は午前○時〇分」などと細かく言う必要はほぼないですよね😅
でも電話やオンラインレッスンとかで聞かれた時には必ず使うと思いますし、待ち合わせや約束事を決める時にも使うので覚えて損はないです。
「〇時ぴったり」や「〇時半」になる単語
今度は覚えたら尚良いこの3つです↓
…y cuarto イ クアルト | 〇時15分を指す [1/4という意味] |
…y media イ メディア | 〇時半を指す [1/2という意味] |
…en punto エン プント | 〇時ぴったり [ちょうどという意味] |
💡「〇時15分」を指す「Cuarto」のような表現は日本語ではないですよね。
この単語は15という数字の意味の単語ではなくて、1/4という意味の単語なんですね。
1時間=60分の1/4は15分なのでこの「Cuarto」が使われます。英語の「クオーター」に似ていますね。
💡「media」は日本語では「〇時半」の「半」を指します。
これは日本語と同じ使い方で30分が1時間=60分の半分だからですね。
この2つの単語の前に「Y」が付くのは「〇時と半分」と言っていることになってその接続詞の「と」に当たるからなんです。
💡最後に「En punto」は「〇時ちょうど」や「〇時ぴったり」という意味の単語で、英語の「o’clock」に当たります。
これらはもちろん日常的にネイティブは使うので覚えた方がいいですし、
使えたらかっこいいですよね😎
ではでは、この6つの単語も含めて時間の答え方を紹介していきます。
時間の答え方
簡単な答え方と、もし忘れちゃっても対応できる超簡単な方法を紹介します。
簡単な方法
まず普通の答え方である簡単な方法です。
💡そのためには最初の聞き方で見た「~である」の単数「es」と複数「son」の2つが必要になってきます。
どのように使い分けるかというと:
「es」は1時台だけを指す時に使って、「son」は2時からそれ以降の時間を指す時に使います。
なぜなら1という数字は唯一単数ですよね、2から上は文字通り複数の数字なのでこの場合、Be動詞に当たる「Es」が「Son」に変わるわけです。
ちょっと細かいですが、1時台以外はいつも「Son」だと覚えちゃってください。
💡その後に冠詞が必要になってくるので、「Es la」と「Son las」になります。
💡その後は共通で時間と何分かを数字で言って、間に「と」という意味の「y」を入れればOKです
[1時台の時だけ]
Es la (時間) y (分)
エス ラ ... イ ...
🚩例えば「今は1時40分です」と言いたい場合:
Es la una y cuarenta
エス ラ ウナ イ クアレンタ
今、「あれ?1ってunaじゃなくてunoだよね?🤨」と思いましたよね!
スペイン語の「1」っていつも厄介で、冠詞や名詞の性などによって変化するんです。
この場合「la」は女性名詞に付ける冠詞でこの場合、「時間」「Hora」は女性名詞なので「1」は「Una」になるんです。
でも変化するのはこれだけで、他の数字は「La」が付いていても変わりません。1時の時はいつも「Una」と言えばいいんだと覚えてみてください。
[2時以降]
Son las (時間) y (分)
ソン ラス ... イ ...
🚩例えば「今は8時20分です」と言いたい場合:
Son las ocho y veinte
ソン ラス オチョ イ べインテ
それでは先程の単語6つとも組み合わせて、更にナチュラルで細かい時間を伝えるフレーズを作っていきましょう!
🚩例えば「午前の」になる単語を「今は8時20分です」付け足して:
Son las ocho y veinte de la mañana
ソン ラス オチョ イ べインテ デ ラ マニャーナ
今は午前8時20分です
🚩「午後の」を「今は1時40分です」に付け足して:
Es la una y cuarenta de la tarde
エス ラ ウナ イ クアレンタ デ ラ タルデ
今は午後1時40分です
🚩「夜の」をもう一度「今は8時20分です」に付け足すと:
Son las ocho y veinte de la noche
ソン ラス オチョ イ べインテ デ ラ ノチェ
今は夜の8時20分です
そして続きの3つの単語使い方ですが、
🚩まず「15分」という意味の「y cuarto」を 「今は午後1時40分です」 の40の代わりに入れて:
Es la una y cuarto de la tarde
エス ラ ウナ イ クアルト デ ラ タルデ
今は午後1時15分です
🚩次に「30分」という意味の「y media」を 「今は夜の8時20分です」 の20の代わりに入れて:
Son las ocho y media de la noche
ソン ラス オチョ イ メディア デ ラ ノチェ
今は夜の8時半です
🚩最後に「ちょうど」という意味の「En punto」を 「 今は午後1時40分です 」の40分の代わりに入れてみます。
そういう時は何分と言わなくなるので「y」も取って:
Es la una en punto de la tarde
エス ラ ウナ エン プント デ ラ タルデ
今は午後1時ぴったり
になります。
なんかすごく複雑になった😣と思うかもしれませんが、
実際は色々組み合わせただけで新しく覚えるものはそこまで多くないです。
でも!
いざとなった時に使えるか自信ないって人のために超簡単な方法を紹介します。
超簡単な方法
実際一瞬です!
それがシンプルに「何時何分」という表現です。
(〇時) y (〇分)
イ
〇時〇分
🚩例えば「3時10分」と言いたい場合、「3」と「10」の数字を入れればいいだけで、
Tres y diez
トレス イ ディエス
これだけでOKなんです!
日本語の直訳だと「3と10」と言っている感じです。
🚩今度は「1時20分」だと:
Una y veinte
ウナ イ べインテ
1時が「Una」だという事だけ覚えておけば大丈夫です!
それ以外の数字は変化しません。
💡ちなみに「0時何分」の時は「12時何分」という表現をすればいいので、数字の「12」という意味の「doce」を使ってください。
まとめ
時間を聞くフレーズ:
¿Qué hora es? ケ オラ エス | 今何時?/今何時ですか? |
¿Qué horas son? ケ オラス ソン | 特に中南米のネイティブが使う: 今何時?/今何時ですか? |
・複数形での聞き方は間違ってるとは言えないが、RAE [Real academia española]は、単数の方だけの使用を勧めている ・特に中南米でネイティブは「¿qué horas son?」もよく使うので、ネイティブと話す時に困らないように覚えておいて、使うのは正しい聞き方の「¿qué hora es?」だけを使う ・カジュアルとフォーマルに分かれないので、どんなシチュエーションでも同じ聞き方でOK ・丁寧さを出したい時は「すみません」という意味の「Disculpa」などを前に付ける
詳しく時間を伝える単語:
de la mañana デ ラ マニャーナ | 午前の |
de la tarde デ ラ タルデ | 午後の |
de la noche デ ラ ノチェ | 夜の |
y cuarto イ クアルト | 〇時15分を指す [1/4という意味] |
y media イ メディア | 〇時半を指す [1/2という意味] |
en punto エン プント | 〇時ぴったり [ちょうどという意味] |
・スペイン語の「午後」に当たる「de la tarde」は日が沈む前までの午後を指していて、日が沈んだ後は「夜の」になる「de la noche」を使う ・これらは時間を言った後に付け足す
時間を伝えるフレーズ:
Es la una y (分) エス ラ ウナ イ … | [1時台の時だけ] 今は1時〇分です |
Son las (時間) y (分) ソン ラス … イ … | [2時以降] 今は〇時〇分です |
(〇時) y (〇分) イ | [シンプルに] 〇時〇分 |
・「es」は1時台だけを指す時に使って、「son」は2時からそれ以降の時間を指す時に使う ・「1時」だけ数字の「uno」が「una」に変わる
🚩例えば「今は夜の9時50分です」と言いたい場合:
Son las nueve y cincuenta de la noche
ソン ラス ヌエベ イ スィンクエンタ デ ラ ノチェ
🚩このルールを忘れても乗り切れる超簡単な時間の伝え方だと:
Nueve y cincuenta
ヌエベ イ スィンクエンタ
だけでOK(日本語だと9と50と言っていることになる)
💡では最後に問題です!
「今は夜の11時半」
これは何て言うでしょうか?
是非コメント欄に書いておいてください!
今回は所々難しいと思ったかもしれませんが、
意外と組み合わせていくだけなので、今回の例では出てこなかった数字を当てはめて練習してみてください!
ではまた!¡Hasta luego!
son las once y media de la noche
Excelenteです!!💯👌
いつもYouTube楽しく拝見してます。今はスペイン語を使う機会も無くすっかり忘れてしまい際勉強です。
わかりやすいです。
Muchísimas gracias 😊
一緒にそのスペイン語を取り戻していきましょう!