スペイン語の子音の発音~これだけで一気に発音も聞き取りも簡単に!~
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詳しくは➡こちらの動画⬅ から
¡Hola a todos!
My Spanish Schoolのリチです🙋♂️
スペイン語って音の作りが日本語に似てる所が多いので通じやすい言語です…が!
ネイティブの人が言っていることを聞き取ることがたまに難しくなってしまいます😵
でもこれには明確な理由があって、それはネイティブの発音の特定のクセを知らないからなんです。
というわけで今回紹介する発音の裏技は:
スペイン語の音節語尾の子音の発音についてです。
なんか沢山漢字が並んでいて難しそうですが、全然そんなことはなくて、
これを知っているだけで、聞き取りも発音も全然違ってきます!
動画でも簡単に説明しているので是非チェックしてみてください↓
目次
はじめに
実際どの言語でも言えることですが、
例えばどんなに知っているはずの単語を相手が使っていたとしても、聞き取る時にネイティブの発音の癖を知らないと初めて聞いた単語なんだと脳は錯覚してしまって分からない単語だと思ってしまいます。
今回はそれを少しでも解消するために日本語にはないスペイン語の発音のコツの1つを紹介します!
音節の最後に特定の子音が来た時の発音
早速ですが
🚩例えばこの単語(続きで詳しく話しますが):
Accidente アクシデンテ 事故
オレンジ色になっている部分が1音節目最後の字なので、ここの発音のコツを見ていくというわけです。
ただ、スペイン語の音節がどの様に分かれるのか知る必要もあります。
感覚でできたら問題ないですが、簡単に音節の分け方などを解説している記事もあるので合わせて読んでみてください!
「b, c, d, p, t」 が音節の最後に来る時
b, c, d, p, t
が音節の最後に来る時をまず見ていきます
「c」が音節の最後に来る時
🚩順番はちょっと逆になりますが、先程出てきたこの単語から:
Accidente
アクシデンテ
事故
💡これをあえてカタカナ読みします。
すると:
Accidente
アクシデンテ
💡そして音節ごとに分けます。
すると:
Ac ci den te
アク シ デン テ
オレンジ色の部分が変わります
💡今度はネイティブの発音をしつつ、その発音に近いカタカナで書きます。
すると:
Ac ci den te
アッ シ デン テ
「ク」が「ッ」になりました。という事は、
音節の最後にb, c, d, p, t のどれかが付くと「ッ」の発音になる
という事です。
ただ実際カタカナだけだと完璧な発音になる訳ではないですよね。
例えばこの場合は「アック」と「c」も弱く発音しますが、
それは「ッ」の発音を意識すると自然と出てきます 。
⚠この時に気を付けてほしいのが、日本語で慣れている「ク」の発音、「c」の後に「u」があるかのように「ク」と発音しないようにすることです。
多くの初心者の方はこの発音をしてしまいますが、早い段階で直していくと差が開けます。
💡この考え方は英語でも出来そうですが、英語の場合は不規則なので
これらの字が音節の最後でも必ず「ッ」の発音になる訳ではありません😥
でもスペイン語の場合は規則通りなので
今教えていることがどの単語でも適応されますので一生モノのスキルだと言えます!
「b」が音節の最後に来る時
🚩ここで使う単語は:
Objetivo
オブヘティボ
目的、目標
💡これを音節ごとに分けると:
Ob je ti vo
オブ へ ティ ボ
💡この「b」に発音のコツを当てはめると:
Ob je ti vo
オッ ヘ ティ ボ
「ブ」が「ッ」の音になるわけです。
⚠ここでも気を付けてほしいのが、日本語で慣れている「ブ」の発音、「b」の後に「u」があるかのように「ブ」と発音しないようにすることです。
💡この単語を「オブヘティボ」として覚えてしまうと
例えばネイティブが発音した時に「オヘティボ」って何?🤨って思ってしまうんですね。
「d」が音節の最後に来る時
🚩この単語で見てみましょう:
Edad
???
年齢
「???」の部分の発音はどうなると思いますか?
💡まずこれを音節ごとに分けると:
E dad
💡この場合は最後の「d」が「ッ」の発音になります。
E dad
エダッ
⚠「d」には日本語のダ行のように母音は付かず、ほとんど聞こえないので「ッ」でOKなんですね。
正直最後に付く場合はあまり意識しなくて大丈夫なんですが、
何番目の音節かとかは関係なく今回のルールは適用されるという事です。
「p」が音節の最後に来る時
🚩今度は「一年の月」でも紹介したこの単語を使いましょう:
Septiembre
セプティエンブレ
9月
💡これを音節ごとに分けると:
Sep tiem bre
セプ ティエン ブレ
💡1音節目の「p」が「ッ」の発音になります:
Sep tiem bre
セッティエンブレ
「t」が音節の最後に来る時
🚩この単語で見てみましょう:
Ritmo
リトゥモ
リズム
💡これを音節ごとに分けると:
Rit mo
リトゥ モ
💡1音節目の「t」が「ッ」の発音になって:
Rit mo
リッ モ
⚠ここも「ッ」だけではなくて舌を上の前歯の裏にくっつけた「ッ」になります。
この発音は少し難しいかもしれませんが
今回のルールを使って練習を続けてみてください!
必ずマスターできます💪
音節の最後に「s」が来る時
今度はもちろん「ッ」の発音にはなりません。
その代わりに「s」が「です」「ます」の発音に近いものになります。
普段「です」の「す」を口をすぼめて「すぅ」とは言いませんよね。
要するに
息を軽く吐いて抜けていくような「s」の発音をします。
正直先程のよりは簡単に発音できそうですが、苦手な人もいるので、早速例を見てみましょう。
🚩例えば
Estadio
エスタディオ
スタジアム
音節ごとに分けると:
Es ta dio
エス タ ディオ
注意するのは一音節目の「s」です
「エスタディオ」とハッキリと「ス」と言わないで、息が抜けていくような発音にします。
🚩もう1つ
Oscuro
オスクロ
暗い
音節ごとに分けると:
Os cu ro
オス ク ロ
この場合も「オスクロ」とハッキリと「ス」と言わないようにして下さい
これは特に早く話されると「s」がほぼ聞こえないので意外と発音になれるのが重要なんです。
是非練習してみてください!
まとめ
・「b, c, d, p, t」が音節の最後だと「ッ」になる ・日本語のように「b, c, d, p, t」の後に母音を付けずに発音する
🚩例1:
Ac ci den te
アク シ デン テ
👇
アッ シ デン テ
🚩例2:
Ob je ti vo
オブ へ ティ ボ
👇
オッ ヘ ティ ボ
「s」が音節の最後だと「です」「ます」のように息が抜けた発音になる
🚩例1
Es ta dio
エス タ ディオ
🚩例2
Os cu ro
オス ク ロ
この発音のコツを当てはめるとかなりネイティブの発音に近づけますし、聞き取りやすくもなります。
もちろん一発でできる必要はないです。
これを今のうちに知っておいた上で発音の練習をしていくと早めにナチュラルな発音に近づく事ができるはずです!
今回紹介した単語の他に、どんな単語の発音に苦戦していますか?是非コメント欄で教えてください!
他にも発音に関しては巻き舌の「R」と「L」の違いやアクセントルールについても解説しているのでよかったらチェックしてみてください↓
ではまた!¡Hasta luego!