スペイン語で「~が嫌い」好みではないことを伝える表現

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¡Hola a todos!

My Spanish Schoolリチです🙋‍♂️

嫌な事というのはできればしっかり伝えたいですよね。

ただ「~が嫌い😣」と言ってしまうとさすがにストレートすぎて聞こえてしまう…というのもあると思います。

なので今回はこれをオブラートに包んで極力相手を傷つけないで伝える方法や、フレーズ同士共通の規則も紹介します!

更に今回のテーマは動画でも簡単に説明しているので是非チェックしてみてください↓

ちなみに今回は「~が好き」の記事で紹介したフレーズと近いので、ここを覚えたらそちらのフレーズも簡単に覚えられるので是非合わせて読んでみてください。

目次

「嫌い」になるフレーズ

ではまず今回のメインに当たる「嫌い」などの表現からみていきます!

この項目のは全て「No me…」から始まって、これに動詞に当たるフレーズを追加していくだけです。

No me + [動詞]
ノ メ    
私は/私が・・ではない

💡この「No me…」の箇所は「私は」「私が・・ではない」という意味になります。

No me gusta

まずは一番使われるフレーズを紹介します。

ちなみにこれは物だけではなく、一応人についても言えます。

No me gusta
ノ メ グスタ
(が)好きではない

💡「me gusta」の箇所は「~が好き」の記事でも紹介したように、これで「好き」という意味になるのです

でも「No」で否定することによって、意味が「好きではない」=「嫌い」になります。

実は結構ストレートな表現なんです。

🚩なので、もちろんこのまま使えますが、今回はもう少し優しくする方法も紹介します。

その方法が、ここでは「凄く」と訳せるmuchoという単語を付け足します。

ただ、「嫌い」「凄く」を足しちゃうと「凄く嫌い」という意味になりそうですが、直訳の方に足すと、「凄く好きではない」「あんまり好きではない」という意味になるんです。

最初は違和感がありますが、スペイン語の場合、

否定しながら「凄く」と言うと「あんまり」や「そんなに」になる

ということなんです。

例えば:

No me gusta el brócoli

ノ メ グスタ エル ブロッコリー

ブロッコリーは嫌い

スペイン語で-嫌い

と言うよりも、

No me gusta mucho el brócoli

ノ メ グスタ ムーチョ エル ブロッコリー

ブロッコリーはあんまり好きじゃない

スペイン語で-あんまり-好きじゃない

の方が直接的過ぎずに言えますよね。

なのでやんわりと「あんまり好きじゃない」と言いたい時はこれを使うのをオススメします。

🚩あえて逆だとどうなるでしょうか?

「No me gusta」を更に否定的に「凄く嫌い」のようにしたい場合は、「全く」に当たる「para nada」を足す形になります。

これも直訳の方に付け足すので意味は「全く好きではない」「全然好きじゃない」になります。

No me gusta para nada el brócoli

ノ メ グスタ パラ ナダ エル ブロッコリー

ブロッコリーは全く好きじゃない

スペイン語で-全く-好きじゃない

だいぶ否定的ですが、これはこれで使えますよね!

このフレーズだけでも3つの使い方が出来るので是非覚えてみてください。

No me atrae

では、今紹介したルールがまた使えるフレーズです。

ただこれは少しネガティブになっちゃうので、頻繁には使わないと思います。

どちらかというとドラマや映画で理解できるように覚えてみて下さい。

No me atrae
ノ メ アトラエ
(が)魅力的に感じない/(が)気になっていない
スペイン語で-気になっていない

💡このフレーズも「No me」から始まります。「me atrae」の箇所は「魅力的に感じる」「気になっている」という意味になります。

それを否定することによって、「魅力的に感じない」「気になっていない」の意味になります。

なのでこれはほとんどの場合、人の事を指します。

🚩このフレーズが使える場面を想像すると、

誰かの話になって「いやぁ別に気になってないけど🙄」のような返事がこれでできるわけです。

なので使える場面はそこまで広くないですが、

もちろんこれにmuchoを付け足すと:

No me atrae mucho

ノ メ アトラエ ムチョ

あんまり気になっていない

スペイン語で-あんまり-気になっていない

あとはpara nadaを付け足すと:

No me atrae para nada

ノ メ アトラエ パラ ナダ

全く気になっていない

スペイン語で-全く-気になっていない

などになって、更にバリエーションも付けられます。

No me agrada

このフレーズも「No me」から始まります。物や人についても言えます。

No me agrada
ノ メ アグラダ
~を好まない

💡「Agrada」の直訳は「喜ばせる」なので「それは私を喜ばせる」になってそれを否定することによって「それは私を喜ばせない」になりますが、ニュアンス的には「心地良くない」の意味を含めた「嫌い」「~を好まない」として使われます。

例えば、

No me agrada el picante

ノ メ アグラダ エル ピカンテ

私は辛い物を好まない

スペイン語で-好まない

これにもMuchoを付け足すと:

No me agrada mucho el picante

ノ メ アグラダ ムチョ エル ピカンテ

私は辛い物をあんまり好まない

スペイン語で-あんまり-好まない

更にPara nadaを付け足すと:

No me agrada para nada el picante

ノ メ アグラダ パラ ナダ エル ピカンテ

私は辛い物を全く好まない

スペイン語で-全く-好まない

ここまでの3つのフレーズは規則的に変わりますし、「No me…」から始まる共通点もあるのでパズル感覚で覚えてみてください。

ネイティブな表現

今度は、他のネイティブな表現を見ていきます!

Me cae mal

このフレーズもほとんどの場合人について言う時のフレーズです。

Me cae mal
メ カエ マル
(とは)気が合わない
スペイン語で-気が合わない

💡ここでは「No」を取って「私は・・」の意味である「Me」から始まります。

これは愚痴に近くて、「・・とは気が合わない」という意味なのです。

最後の単語「mal」「悪い」という意味で、ここを「良い」という意味の「bien」「Me cae bien」にすると「・・とは気が合う」にすることもできます。

これは「~が好き」の記事で更に詳しく説明しています。

🚩ここでは元の形に、「No」を付け足すだけでポジティブな表現にすることもできます。

No me cae mal
ノ メ カエ マル
(とは)気が合わなくない
スペイン語で-気が合わなくない

こうすれば意味は一見逆なだけですが、「・・とは気が合わなくない」になって、

「まぁ・・割といい人かなぁ🤔」の感じで少し特殊ですが「気が合う」が恥ずかしい場合はこんな表現もできるんですね。

感覚を掴むのがちょっと難しいかもですが、聞いた時に理解できるように覚えてみてください。

「~が好き」の記事ではここまでのフレーズの

動詞の部分に「S」を付け足すと直接相手に言うことができる

というルールも紹介しました。もちろんここでも同じことができます。

でも「あなたが嫌い😠」なんてよっぽどのことがない限り言いませんし、相手を傷つけてしまうものになるので特に紹介しませんでした。

どうしてもそう言いたい場合は:

「gusta → gustas」「atrae → atraes」「agrada → agradas」「cae → caes

このように「s」を付け足してみてください(これを使う必要がない事を願います😅)

Lo/La odio 

最後に、ちょっとややこしくはなりますが、とてもネイティブっぽいフレーズを紹介します。

Lo/La odio
ロ/ラ オディオ
これ大嫌い

💡これは英語の「I hate」に当たるもので、「これ大嫌い」「これ憎い」という意味になります。

このフレーズのややこしい部分はその大嫌いな物や人が男性、または男性名詞だと「Lo odio」または女性女性名詞の場合は「La odio」と使い分ける必要があるということです。

使うシチュエーションによってはキツく聞こえてしまう事もありますが、物や状況に対してはネイティブは結構軽い感じで「大嫌い」と言いたい時に使ったりします。

人に対して言うのだけはなるべく避けてほしいですね😅

🚩更に「~が大嫌い」と言いたい時は順番が変わって:

Odio el/la ...
オディオ エル/ラ
・・が大嫌い

になります。これも大嫌いなものが男性名詞女性名詞かでellaで使い分ける必要があります。

例えば:

Odio la verdura

オディオ ラ ベルドゥラ

野菜が大嫌い

スペイン語で-大嫌い

最後の最後でややこしいフレーズになってしまいましたが、使えそうなものからでいいので覚えてみてください。

まとめ

「嫌い」になるフレーズ:

全て「No me...」から始まって、これに動詞に当たるフレーズを追加していく
No me + [動詞]
ノ メ    
私は/私が・・ではない
[物・人]
No me gusta
ノ メ グスタ
(が)好きではない
=(が)嫌い
[人]
No me atrae
ノ メ アトラエ
(が)魅力的に感じない/(が)気になっていない
[物・人]
No me agrada
ノ メ アグラダ
~を好まない
 「mucho(あんまり)」や「 para nada(全く)」を付け足すとバリエーションを付けることができる

🚩例1:

No me gusta mucho el brócoli

ノ メ グスタ ムーチョ エル ブロッコリー

ブロッコリーはあんまり好きじゃない

🚩例2:

No me agrada para nada el picante

ノ メ アグラダ パラ ナダ エル ピカンテ

私は辛い物を全く好まない

ネイティブな表現:

[人]
Me cae mal
メ カエ マル
(とは)気が合わない
[人]
No me cae mal
ノ メ カエ マル
(とは)気が合わなくない
→割といい人かも
[物・人]
Lo/La odio
ロ/ラ オディオ
それ大嫌い
[物]
Odio el/la
オディオ エル/ラ
・・が大嫌い
おススメはできませんが、動詞の部分に「S」を付け足すと直接相手に言うことができるというルールはこれらのフレーズにも当てはまり、「あなたが嫌い」のようなフレーズにすることもできる。
※「Lo/La odio」「Odio el/la...」以外※

今回は少し特殊な意味のフレーズもあったと思いますが、

これらをマスターするとネイティブっぽく聞こえるというのもありますし、

付け足すだけでダイレクト過ぎないフレーズにもできるので、パズル感覚で覚えてみてください!

どのフレーズは聞いたことがありますか?初めて聞いたフレーズはありますか?是非コメント欄で教えてください!

ではまた!¡Hasta luego!

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