スペイン語ネイティブが使う「いただきます」「ごちそうさま」

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¡Hola a todos!
My Spanish Schoolのリチです🙋♂️
今回紹介する「いただきます、ごちそうさま」などの表現は別の記事で紹介した「お疲れ様」と同じ部類というか、
日本語特有の表現であったりするのでスペイン語では少し工夫しないとだめなんです。
今回は特にマナーとして確実に知っておくべき表現を紹介します。
なので使う場面や細かいニュアンスなども説明していくのと、軽くですが、文化の違いも紹介します。
スペイン語では一方的に「いただきます」と言って成立するものではなかったりするので
スペイン語で成り立つ表現を見ていきます!
動画でも簡単に説明しているので、発音を聞きたい方は是非チェックしてみてください↓
目次
「召し上がれ」になるフレーズ
まずはスペイン語で「召し上がれ」の表現を見ていきます。
なぜならスペイン語では急に「いただきます」とは言えなくて、
まずは「召し上がれ」がないと成立しないんです。
実はスペイン語の場合は、目本語よりも頻繁に使われてバリエーションもある「召し上がれ」を聞き取って返事ができる方が大事なのです。
Que aproveche ; Buen provecho
スペイン
Que aproveche
ケ アプロベチェ
おいしく召し上がれ
中南米
Buen provecho
ブエン プロベチョ
おいしく召し上がれ

💡両方どこでも使われますが,
1つ目がスペインで主流で
2つ目が中南米でよく使われます。
感覚をつかむためにですが、これらのニュアンスは「美味しく召し上がれ」です。
💡「provecho」の部分だけで使われる事もあります。
音を覚えてレストランの店員さんや、一緒に食べている人に対して対応できるために覚えてみてください。
Sírvase ; Sírvanse
「どうぞ」の意味でネイティブが使うものです。
Sírvase
シルバセ
どうぞ(召し上がれ)
なんですが・・・
これは1人に対して「どうぞ」と言う時です。
なので複数人に言う場合は:
複数形
Sírvanse
シルバンセ
どうぞ(召し上がれ)
誤差で「n」があるか無いかで変わります。
Adelante
Adelante
アデランテ
どうぞ
💡これも「どうぞ」で万能なフレーズです!
食事以外でも「どうぞ」の意味になります。
「いただきます」になるフレーズ
「いただきます」になるフレーズを紹介しますが…
先程言ったように「いただきます」の直訳があるというよりは、
「召し上がれ」の返事で「いただきます」の代わりになるフレーズを使うことになります。
Gracias
それが:
Gracias
グラシアス
ありがとう=いただきます

知っているかもしれませんが、
これは実際「ありがとう」という意味です。
これが先程の「召し上がれ」の返事であれば「いただきます」の意味で使えるのですね。
Bueno, gracias
ここで困るのは「召し上がれ」と言われない時ですよね
そんな時に使えるのが:
Bueno, gracias
ブエノ グラシアス
では、ありがとう=では、いただきます
これの意味は「では、ありがとう」ですが、
何も言われなくても「では、いただきます」として使えて食べ始める感じです。
「ご馳走様」になるフレーズ
「ご馳走様でした」になるフレーズです
ここもこれ限定のフレーズがあるわけではありません…😣
そう考えると日本語は便利ですね!
実はここでも使えるのが:
Gracias
グラシアス
ありがとう=いただきます

ただこの場合は「ありがとう」を丁寧にしたり、バリエーションをつけてもいいので、
「ありがとう」の記事で深堀ってるので是非見てみてください!
Estuvo rico
更に「ご馳走様」感を出したい場合は
次のフレーズを「ありがとう」の前でも後でもいいので付け足してみてください。
それが:
Estuvo rico
エストゥボ リコ
おいしかった
ただ「Gracias」だけでも奢ってくださった方や、調理して下さった方に言うのもありなので、
「Estuvo rico」できたら覚えてみてください。
ちなみに、「美味しい」の色々な言い方の記事と動画もあるので是非チェックしてみてください!
まとめ
「召し上がれ」になるフレーズ:
スペイン Que aproveche ケ アプロベチェ どうぞ(召し上がれ) 中南米 Buen provecho ブエン プロベチョ どうぞ(召し上がれ)
💡「Provecho」だけで使われることもあります。
一人に対して: Sírvase シルバセ どうぞ 複数人に対して: Sírvanse シルバンセ どうぞ Adelante アデランテ どうぞ
「いただきます」になるフレーズ:
Gracias グラシアス ありがとう=いただきます Bueno, gracias ブエノ グラシアス では、ありがとう=では、いただきます
💡「召し上がれ」と言われて返事として「Gracias」を使い、言われなかった場合は二つ目のフレーズを使います。
「ご馳走様」になるフレーズ:
Gracias グラシアス ありがとう + Estuvo rico エストゥボ リコ おいしかった
今回は個人的に日本語の「いただきます」や「ご馳走様でした」の便利さを改めて感じた回になったのですが、
これは文化の違いで起きることで、その文化の一部である言語の学習では付き物で、
逆に同じフレーズで乗り切れるのもあったので、
今回の様なスペイン語の適当さだったりをむしろ楽しんで見てはいかがでしょうか?
聞いたことがあるフレーズはありましたか?是非コメント欄で教えてください!
ではまた!Hasta luego!