スペイン語にもリンキングが起きる!?簡単なルールを覚えてリスニング力アップ!
【ゼロからの文法レッスン】を行っています
詳しくは➡こちらの動画⬅ から
¡Hola a todos!
My Spanish Schoolのリチです🙋♂️
リンキングって聞いたことありますか?リンキングというのは複数の単語の音がつながって短く発音することです。
英語ってだいぶリンキングします。例えば「チェケラッ😎」って聞いた ことあると思うんですけど、スペルを書くと「Check it out」でしっかり消える音があるので難しいんですよね😅
スペイン語でもリンキングって起きるんです!
じゃあ難しいのか?🤔と聞かれたらそんなこともないです。
スペイン語ではリンキングが起きる法則がちゃんとあるので今回はその法則を紹介したいと思います。
動画でも解説しているので発音が聞きたい方は是非チェックしてみてください↓
目次
はじめに
今回紹介する法則は三つで:
- 子音+母音
- 母音+母音
- S+S
簡単なこれらの法則を知るのと知らないのではリスニング力が全くと言っていいほど変わってきます。
⚠最初にスペイン語のアルファベットだから起きる小さな注意点を2つだけ言わせてください。
🚩まず
Y
イェ
は母音の「i」の様に発音するのでリンキングする対象に入ります!
🚩あと
H
アチェ
で始まる単語も、この字は発音しないので子音ですが、リンキングする対象です。
この二つの点を踏まえてリンキングのルールを紹介していきたいと思います。
子音+母音
まず一つ目のルールは
子音で終わる単語に母音から始まる単語が組み合わさった時
です
🚩例えば
Es una manzana エス ウナ マンサーナ (これは)リンゴです
↓
エスナ マンサーナ
子音で終わって母音で始まるオレンジ色になっている部分がリンキングします。
実際、しっかり発音するのが悪いわけじゃないです。
ただネイティブは無意識にリンキングをするのでそれに慣れた方がいいという事ですね。
🚩次の例は注意点であげた「Y」を使ってのリンキングです。
Él y ella エル イ エジャ 彼と彼女
↓
エリ エジャ
「L」と「i」の発音になる「Y」がリンクして「ly」になります。
🚩では最後の例ですが、あえて難しいのに挑戦しましょう。
Usted es ウステッ エス あなたです
↓
ウステデス
勉強中の人でピンと来た人もいるかもしれませんが、スペイン語で「あなたたち」のフォーマルは「Ustedes」です。
でもこれは「Usted es」で意味は「あなたです」になります。
これ実はリンキングだけじゃなくてアクセントの重要性でもあるんです。
というのも
Ustedes ウステデス あなた方
は緑色の文字の部分にアクセントが付いて、
Usted es ウステッ エス あなたです
こちらは二つアクセントが付くんです。この違いでどっちについて話しているのかが分かるようになります。
このようにスペイン語でアクセントを付けるところを見極めるのは規則を覚えれば一発です
アクセントルールの記事で紹介したので是非そちらも見てみてください。
母音+母音
次のルールは:
母音で終わる単語に母音から始まる単語が組み合わさった時
🚩まずそんなにリンキングが強くない、違う母音同士でリンクした時でしかもよく聞くフレーズです:
¿Cómo estás? コモ エスタス 調子はどう?
↓
コメスタス
🚩次はちょっと難しいものです。
リンクしてるのは2部分だけじゃなく、更に最初の注意点の「H」もリンキングします。
それが:
Va a hablar バ ア アブラール (彼、彼女)が話す
↓
バーブラール
この様に同じ母音が続いている場合は同じ母音の音を伸ばす感じで発音するのが自然です。
S+S
そして最後のルールは
「S」で終わる単語に「S」から始まる単語を組み合わさった時
で、これは特にリンキングする所です。
🚩例えば
Las sillas ラス スィージャス (複数の)椅子
↓
ラスィージャス
🚩もう一個
Los sismos ロス シスモス (複数の)地震
↓
ロシスモス
この二つの例のように、「S」同士がリンクする時は、前のSが消える感じでリンキングします。
まとめ
⚠まずアルファベット二文字に関しての注意点がありました。
・「Y」は単体で読むと「i」と同じ ・「H」は発音しない ので元は子音でもリンキングの対象になる
リンキングが起きる1つ目のルール:
【子音+母音】 子音で終わる単語に母音から始まる単語が組み合わさった時
🚩例えば
- Es una manzana「(これは)リンゴです」
エスナ マンサーナ
- Él y ella「彼と彼女」
エリ エジャ
- Usted es「あなたです」
ウステデス
オレンジ色で下線が引いてある部分がリンキングです。
リンキングが起きる2つ目のルール:
【母音+母音】 母音で終わる単語に母音から始まる単語が組み合わさった時
🚩例えば:
- ¿Cómo estás?「調子はどう?」
コメスタス
- Va a hablar「(彼、彼女)が話す」
バーブラール
リンキングが起きる3つ目のルール:
【S+S】 「S」で終わる単語に「S」から始まる単語を組み合わさった時
🚩例えば
- Las sillas「(複数の)椅子」
ラスィージャス
- Los sismos「(複数の)地震」
ロシスモス
「S」同士がリンクする時は、前のSが消える感じでリンキングする
以上です…
が!
🚩最後にリンキングの3つのルールが当てはまる短い文(フレーズ)を読んでみましょう。
それが
Ellos son argentinos y ecuatorianos
エジョス ソン アルヘンティーノス イ エクアトリアーノス
↓
エジョソナルヘンティーノスィエクアトリアーノス
実は全てリンクしてます!
ネイティブを聞き取るのが難しくなるのは、ネイティブのように発音していないから、そしてその発音の仕組みを知らないからなんです。
不思議なもので、正しく発音できるものはいざとなると聞き取りやすくもなるんです!
もちろんはっきりと単語ごとに発音するのも重要ですが、
学習の早い段階で今回のルールを使って、ネイティブがよく使うリンキングを意識して文章を読んだりすると上達するので試してみてください!
どんなリンキングが起こったフレーズを聞いたことがありますか?是非コメント欄で教えてください!
ではまた!¡Hasta luego!