スペイン語の難所「音節」を超簡単に覚えて発音を120%向上!

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¡Hola a todos!

スペイン語の基礎へようこそ! My Spanish Schoolリチです🙋‍♂️

今回は音節を理解してスペイン語の発音を良くするのが目標です。そのためにも二重母音、三重母音、二重子音について知っておくことはとても重要です。

スペイン語圏で音節は小学校低学年から、二重母音や二重子音などは中学校まで少しずつ勉強されるテーマで、いかに難しいテーマかわかりますよね。

比較的発音が簡単なスペイン語でも、日本語に比べて音節に関してはもう少し難しい言語なのですね。

でもそうであるからこそ、覚えると人と差が付けられます。

その為に、今回はこのテーマを教材よりもっと簡単に説明しているので、知りたい部分からだけでも覚えていきましょう😊

今回も発音を聞くことがポイントになってくるので、この記事だけじゃ物足りないな~🤔と思ったら動画も是非チェックしてみてください↓

目次

はじめに

今日のテーマの単語をスペイン語表記にするとこうなります↓

Sílabas
 シラバス
 音節 
Diptongo
 ディプトンゴ
 二重母音 
Triptongo
 トリップトンゴ
 三重母音 
Consonantes compuestas 
コンソナンテス コンプエスタス 
二重子音

一つずつ各セクションで詳しく話しますが、まず何なのかを簡単に言うと:

複数の母音や子音を1つの音でまとめることです。

このテーマに入るとよくややこしい~😫😫って言われます😅

が!!そんなことないんです!!

実際ややこしいのは教材での説明です。

実は簡単に覚られるのに多くの人がそれに気付いていないんです。

まずなぜ音節とその前の3つがそんなに重要なのか例を挙げて説明します。

急ですが

🚩問題:これらの単語は何音節あるでしょうか?

💡Amigo

アミゴ

友達

スペイン語で-友達

💡Gracias

グラシアス

ありがとう

スペイン語で-ありがとう

🚩答え合わせ

💡一つ目:

A – mi – go

ア – ミ – ゴ

子音と母音のペアがはっきりしています。

💡正解: 3音節

💡二つ目:

G – ra – ci – a – s

グ – ラ – シ – ア – ス

5音節

・・・ではないんです🙅‍♂️

スペイン語だとたったの、2音節なんです🙆‍♂️

実はここで二重母音と二重子音のルールが使われていて、

更に音節のルール通りに分けると2音節だけにまとめる発音が正しいんだと理解できます。

これを覚えるのが少しやっかいなんですが簡単に説明してしまうのがMSSです!

頑張りましょう💪

二重母音 ・三重母音

まず二重母音と三重母音一気に覚える方法です。

最初に二重母音と三重母音とは何かを簡単に解説すると:

🚩例として先程の

Gra – cias

2音節目の「cias」の「ia」の部分が二重母音です。

ここで言えることが2つあります。

💡二重母音や三重母音はなめらかに1音節にまとめて発音する母音

もう一つが音節のルールで使うことなんですが、

💡続いている二つや三つの母音は一つの母音としてカウント

これが二重母音と三重母音の定義です。

ここで重要なのはいつ二重母音や三重母音になっていつならないのかを見極めることです。

開母音・閉母音

いつ二重、三重母音になって、いつならないのかを知るためには

まず母音5つを2つのカテゴリーに分けることが重要です。

それが開母音(かいぼいん)と閉母音(へいぼいん)です。

これは口が比較的開いている母音比較的閉じている母音だからこう呼ばれるんですが、

正直ちょっと曖昧ですし、思い出せなかったらどうしようもないですよね😅

なのでまず

開母音強い母音

閉母音弱い母音

と呼びましょう!

それで「あいうえお」の順で分けていきます。が!

💡ここですぐ覚えられる裏技を使います!

それが忘れてしまった時でも思い出せるために自分に次の問いを投げかけてみます:

「驚いたり感心する時にこの母音で声を上げるか?」🤔です。

🚩例えば

あ!なるほど!」

って言いますよね。

なので「a」強い母音になります。

🚩次に「い!」とか「う!」って声を上げますか?

不自然ですよね。

ということは、これらは弱い母音になります。

🚩最後に「え!」とか「お!」って驚いて声を上げることはありますよね!

ということは、残りの2つは強い母音です。

A  -  I  -  U  -  E  -  O
 よ よ つ つ

これは日本語の感覚で考えてOKです!

というのも、スペイン語圏だと「え!」とは驚いて声を上げることはないからです😅

なのでこれ日本人が考えたルールなのかなって思っちゃうぐらいです! 

⚠ここで一つだけ注意点があって、

「y」は単語の最後にあると母音の「i」の働きをするので

A  -  I (Y)  -  U  -  E  -  O
 よ  よ つ つ

となります。それだけ覚えておいてくださいね!

後で例をあげるのでそこでもっと簡単に分かるようになると思います!

いつ二重母音、三重母音?

いつ二重三重母音になっていつならないのか…🤔

超簡単です!

二重、三重母音になる

なるのは2つのパターンだけ:

💡弱い母音と強い母音が交互に並んだ時

 - 

弱いと強いの組み合わせで強いのが弱いのを引っ張るイメージ

二重母音-なる

それともう1つ

💡弱い母音同士が並んだ時

よ よ

弱い音同士で力を合わせるイメージ

二重母音-なる2

二重、三重母音にならない

ならないのは:

💡強い母音同士が並ぶ時

 つ つ

強い音同士で対立するイメージ

二重母音-ならない

アクセントマークが付くと…

💡強い母音アクセントマークがついても強い母音のまま

アクセント+ = 

でも

💡弱い母音アクセントマークがつくと強い母音になっちゃう

アクセント+ = 

例え

🚩例1:

io

弱い「i」と強い「o」で並んでいる場合、強いのが弱い母音を引っ張るので二重母音になります

ということは、なめらかに1音節で「io」って発音します。

でも

ío

「i」にアクセントマークがついてると音が強くなるので二重母音じゃなくなるってことです。

💡この組み合わせで単語の例をあげると

Tío

ティオ

叔父

スペイン語で-叔父

これは弱いはずの「i」にアクセントが付くのでもう一つの強い母音と対立して二重母音にならないということです。

二音節で

Tío

ティ ‐ オ

と分けて発音します。

🚩例2

ではこれはどうでしょう?

Muy

ムイ

とても

「y」は単語の最後だと「i」の扱いなので弱い母音同士で助け合うイメージで二重母音になり、なめらかに1音節で発音します。

🚩例3

三重母音の例として:

Paraguay

パラグアイ

パラグアイ

日本語だとパ – ラ – グ – ア – イですが、最後の「グアイ」の部分が三重母音なめらかに1音節で発音します。

三重母音の場合は

よ よ よ か 

の組み合わせです。

逆につ つ つで並ぶことはないと考えて大丈夫なので

💡母音が3つ続けてあるといつも三重母音になる

と考えた方が楽かもしれません。

これで最初の例の「Gracias」「cias」の部分がなぜ二重母音になるのか分かりますね!

「i」は弱い母音「a」は強い母音だからです。

仮に存在しない「i」にアクセントマークがある単語を作ると

「Gracías」

二重母音じゃなくなるので発音も変わってきます。これだと音節の数も増えます。

二重子音

これの定義は二重三重母音のものと同じです。

 また同じ単語の例でみると:

Gra – cias

グラ‐シアス

ありがとう

この場合1音節目の「Gra」の「Gr」の部分が二重子音です。

なのでポイントは二つ:

💡なめらかに1音節にまとめて発音する子音
💡音節のルール上では一つの子音としてカウントする

ということです。

いつ二重子音?

いつ二重子音になっていつならないのか…🤔

これも簡単です!

それが:

子音+「L」か「R」の組み合わせ

子音+L/R
子音+L
bl, cl, fl, gl, pl, tl

子音+R
br, cr, fr, gr, pr, tr, dr

13組が二重子音になります。

💡ちなみになぜか多くの教材では「tl」がカウントされないで12個なんですが、間違っているので気を付けてください。

このルールと組み合わせをすべて覚えるのは大変😫

と思ってしまうかもしれませんが

大丈夫です!

簡単な事を言うともちろんこれらの組み合わせを覚えてもいいんですが、そんな必要ないんです。

逆の発想を持つと実は

  • 「S」と「N」
  • 「L」の前に「R」
  • 「R」の前に「L」

じゃない限りいつも「L」と「R」の前に子音があれば二重子音と考えた方が楽です。

というのも、「S」「N」「L」「R」と先程の13パターン以外の子音が「L」と「R」の前に来ることはないからです。

問題は上手く発音するのが難しいことですよね。

「L」「R」の発音に悩まされている人は沢山いると思います。

画期的な巻き舌の発音の記事もあるので、お悩みの方は是非チェックしてみてください。

🚩先程の例の

Gracias」

発音は「グ‐ラ」ではなく「Gra」と1音節にまとめるのがポイントです。

この場合、

ラシアス

の「」=「Gu」にあるスペイン語では見えない「u」を取ってみてください。

でも難しかったら英語風に少し濁して

「Gra」⇒ グァ

と発音する練習をしてみてください。

ではどうでしょう?

例として使われているこの単語がなぜ2音節なのか少しづつ見えてきたと思います。

音節

ここでおさらいですが

いつ1つの母音としてカウントされる二重三重母音になるのか、

いつ1つの子音としてカウントされる二重子音になるかを知る必要がありました。

実はアルファベットの記事で説明した「ch」「ll」「rr」の3つも1つの子音というか文字としてカウントされるので注意してください。

💡あと条件として

子音1つだけでは1音節にはなりません

母音は1つだけでもあれば1音節になる

ということです。

まとめるとこうなります↓

1つの母音になる:
二重母音・三重母音

1つの子音になる:
二重子音・「ch」・「ll」・「rr」

子音単体→1音節にならない
母音単体→1音節になる

こんな感じで覚えてください。

では音節がどのように分かれるのかという事なんですが、最初はあえてややこしい方の解説をしますね😅

音節のルール

ややこしいルール

次の3つのパターンで音節が分かれるルールです。

💡母音の間に子音が1つある場合、後の母音に子音が付く

 

💡母音の間に子音が2つある場合、前後の母音に子音が付く

子  子

💡母音の間に子音が3つある場合、前の母音に2つと後の母音に子音が1つ付く

子子  子

意味が分からないです😫ってなりそうですよね!

これ分からなくていいです!

ルールが3つもあって、いちいちどれを適用すればいいのか悩んだり忘れてしまうかもしれないので無視しましょう!!

逆に次のルールで分かるようになると思います!

簡単なルール

実は次の2ステップだけ覚えればどの単語であっても適用できます!

💡各母音の前に子音があれば1つだけ付ける

💡各母音の後に子音があれば全て付ける

子子

これだけです。

🚩試しに「Gracias」にあてはめてみると:

1.まず 各母音の前の子音1つ付けますが、

G r ac i a s

この場合のように二重か三重母音や二重子音があれば、母音1つや子音1つとしてカウントしてくださいね。

2.最後に各母音の後に子音があれば付けます。

G r a c i a s

すると音節が「Gra」と「cias」になって2音節だとわかります。

🚩他も試してみましょう!

これも最初に例で挙げましたが

Amigo

1.各母音の前の子音1つだけつけると:

A  – m ig o

それだけで「A」「mi」「go」と3音節だとわかります。

これは簡単ですが、次は難しいのを見てみましょう!

🚩この単語

Instrumento

インストゥルメント

楽器・道具

スペイン語で-楽器

1.各母音の前の子音1つつけます。

I n s – t r um e n – t o

2.各母音の後の余った子音をつけると:

I n s t r um e nt o

「Ins」「tru」「men」「to」になるのが分かって4音節になります。

💡更に簡単になるポイントは

基本的に母音の数で音節の数が決まってくる

という事ですね。

是非色々な単語で練習してみてください!

紙などに書いたりしてもいいですし、慣れてくれば頭の中でもできるようになります!

単語を声に出して読んでみるのもアリです💪

まとめ

🚩まず二重三重母音を理解するために強い母音弱い母音で分けます。

強い母音: A - E - O
弱い母音: I (Y) - U

💡「a!」「e!」「o!」と驚いたり感心するときに声を上げてリアクションする、これらが強い母音で、

そうではない「i」「u」が弱い母音です。語末の「y」も「i」の様に扱うのを忘れないでください。


🚩次に二重三重母音になる時とならない時を見極めるには:

なる:    よ よよ よ よ
ならない:つ  つ

💡なるのは

  • 弱いのと強いのが交互に来る場合
  • 3つ母音が並ぶと基本的に三重母音になる
  • 弱い母音同士が組み合わさった時

💡ならないのは

  • 強い母音同士が組み合わさって音が対立する時
  • 弱い母音にアクセントマークが付くと強い母音になる

🚩二重子音のまとめ

💡「L」と「R」の前に子音が来ると二重子音
bl, cl, fl, gl, pl, tl
br, cr, fr, gr, pr, tr, dr

一応パターンはこの13個で覚えてもいいんですがもっと簡単に考えると:

・「S」と「N」
・「L」の前に「R」
・「R」の前に「L」
じゃない限り、「L」と「R」の前に子音があればいつも二重子音になる。

と考えた方がいいです。

🚩音節のルール

1つの母音になる:二重母音・三重母音1つの子音になる:二重子音・「ch」・「ll」・「rr」子音単体→1音節にならない母音単体→1音節になる

💡音節を分けるための簡単な2ステップ:

  1. 各母音の前に子音があれば1つだけ付ける
  2. 各母音の前に子音があれば1つだけ付ける

🚩別の単語の音節を試しに分けてみましょう!

Monstruo

モンストゥルオ

モンスター

スペイン語で-モンスター

1.まず各母音の前の子音1つを付けると:

M on s t r u o

2.各母音の後の子音を付けると:

M o n st r u o

するとこれは「Mons」と「truo」で2音節になることがわかります。


分かりやすかった🤩

もしくは

ここがイマイチわからない😣

とかあったらコメントください!

今回のテーマが分かってくるとスペイン語の発音が一気に上達します!

よりネイティブのような発音に近づけたい方は是非練習してみてくださいね!

MSSでは簡単に楽しくスペイン語を習得できるサポートになれれば嬉しいです!

ではまた、¡Hasta luego!

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