スペイン語で「なぜ?」「なんで?」理由を聞くフレーズ【カジュアル/フォーマル】
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詳しくは➡こちらの動画⬅ から
¡Hola a todos!
My Spanish Schoolのリチです🙋♂️
自然な会話を行う上で理由を聞くことは相手の話を聞いている事も表していますし、深い会話をする為にも必要ですよね!
もちろん四六時中「なんで?、なんで?」と聞くのは失礼ですが、この様な表現が自然にできればネイティブへの道を辿っているのは間違いないですし、ネイティブとの仲を深めることもできるはずです!
今回は色々紹介しますが、1つのフレーズから4つのパターンが覚えられる便利なものもあるので使いたいものから覚えてみてみましょう!
動画でも説明しているので、発音を聞きたい方などは是非チェックしてみてください↓
目次
疑問詞「¿Por qué?」
まずはスペイン語の疑問詞「なぜ?」から出来るフレーズを覚えていきます。
その疑問詞だけ覚えれば「なんで?」と理由を聞けちゃうじゃん?🤔
って思いますよね。
まぁその通りです😅
ただそれだけだと少しぶっきらぼうです…
でもそこから複数のバリエーションが出てくるのでまずはその「なぜ?」に当たるスペイン語の疑問詞を紹介します。
¿Por qué?
ポル ケ
なぜ?

💡これは英語だと「Why?」に当たります。
これはもちろんこのままで使えますが、この疑問詞からできる少しラフな理由を聞く方法を他にもいくつか紹介します。
¿Por?
この聞き方はラフな聞き方で、歳が近い人だったり、カジュアルな場面で使うと自然に聞こえるものです。
¿Por?
ポル
なんで?

💡疑問詞「¿Por qué?」から「qué」が取れたものでこれは省略バージョンということです!
日本語でも言葉を省略するとカジュアルになると思うのですが、これも同じなので一番近い訳は「なんで?」になります。
なのでこれはラフに聞きたい時用だと覚えておいて下さいね。
¿Y eso?
これもすごく自然です。
¿Y eso?
イ エソ
それは?

💡これは「¿Por qué?」のどこもないですよね。
なぜかというと、このフレーズの直訳は「それは?」になります。
…が変な訳ですよね🤔
実はこれもあるフレーズの省略だって考えることができます。
¿Y eso por qué?
それが:
¿Y eso por qué?
イ エソ ポル ケ
それはなぜ?

なのです。
この場合の訳は「それはなぜ?」で理由を聞いてるって分かりますよね。
💡そして省略された「¿Y eso?」だけであれば先程の「¿Por?」と同じくらいラフです。
🚩では軽くこの項目をまとめてみると
この
¿Y eso por qué?
イ エソ ポル ケ
それはなぜ?
を覚えてしまえばそこから
・無難に疑問詞の「なぜ?」で英語の「Why?」に当たる「¿Por qué?」が使えて、
・ラフに「¿Por?」で「なんで?」と聞く方法
・「¿Y eso?」で「それは(なぜ)?」と聞く方法があり、
・更に「¿Y eso por qué?」で聞くと、この長いバージョンの場合は「¿Por qué?」だけのぶっきらぼうさは少し軽減されます。
なのでこの少し長いフレーズをベースにして是非トータル4つのフレーズを覚えてみてください!
改まった感じで「なぜ?」と聞くフレーズ
改まった感じで「なぜ?」と聞く方法はスペイン語では複数ありますが、回りくどいのがあったり特定のシチュエーションでしか使えないのが多くあります。
でもその中でもよく使われるものを紹介します。
¿A qué se debe?
これは省略しないので、少し長いです😅
¿A qué se debe?
ア ケ セ デべ
なぜ(そうなるの)?

💡これは少し特殊で、直訳は「何に原因がある?」になります。
それで「¿A qué?」の箇所が「何に?」に当たって
「se debe」は「原因がある」に当たります。
ただこう訳すと なんか生真面目に 原因を探っているフレーズという感じですよね…
でもこれは決まり文句として覚えた方がよくて、ニュアンス的に結果「なぜ?」やもしくは「なぜそうなるの?」と言いたい時に使われます。
そして深刻に原因を聞いてるほどでもないです。
ただ改まった感じなだけです。
カジュアル/フォーマルに分かれないので、同い年の人にも改まった感じになるだけで普通に使えますし、特に目上の人には是非これで「なぜですか?」と聞いてみてください。
¿Cuál es la razón?
このフレーズは先程のフレーズの同義語と言ってもいいぐらい聞きたいことは似ています。
¿Cuál es la razón?
クアル エス ラ ラソン
なぜ(そうなるの)?

💡直訳が「その理由は何?」なので、ニュアンスとして「なぜ?」と聞きたい時に使われます。
「la razón」が「理由」で、「¿Cuál es?」が「~は何?、~はどれ?」に当たります。
💡このフレーズは直接的に理由を聞いているので、ちょっと深刻めに聞いている感じもして、改まった言い方でもありますが、本当に真面目な状況で使うことをおススメします。
🚩このフレーズに少し変化を加えるとさらに柔らかい表現にすることができます。
¿Cuál podría ser la razón?
クアル ポドリア セル ラ ラソン
なぜだと思う?

💡先程のフレーズの「es」の代わりに「podría ser」が入っています。
この「podría ser」は「~の可能性がある/~であるかも」という意味で直訳だと「理由は何であるかもしれない?」となり、これもちょっと変ですが、
ニュアンス的には「なぜだと思う?」になって一緒に理由を考えている感じなので先程よりかは柔らかい表現となるのですね。
💡例えばチームで進めている仕事にミスがあって原因を調べなければいけないという状況で、
「¿Cuál es la razón?」と言うと意味的には「なんでミスが起こったの?」と聞いていて、聞いている人に原因があるみたいに聞こえちゃいますが、
「¿Cuál podría ser la razón?」と言うと「なんでミスが起きたんだと思う?」に聞こえるので、特定の人のせいにせずに自分を含めチーム全体に問いかけている感じが出ます。
と言っても細かいニュアンスなので、シンプルに理由を問い詰め過ぎたくない時はこのフレーズを使ってみてください。
¿Por cuál…?
ここはフレーズの始まりと意味が似ている3つを紹介します。
| ¿Por cuál razón? ポル クアル ラソン | 直訳:何の理由でそうなるの? 訳:なんでそうなるの? |
| ¿Por cuál motivo? ポル クアル モティボ | 直訳:何が動機/理由でそうなるの? 訳:なんでそうなるの? |
| ¿Por cuál causa? ポル クアル カウサ | 直訳:何が原因でそうなるの? 訳:なんでそうなるの? |
💡この3つの訳はどれも「なんでそうなるの?」になりますが、「¿Por cuál…」の後にくる単語の意味で使うシチュエーションが変わってきます。
・「¿Por cuál…?」は「どの?/何の?」と実際に原因や理由を聞いている前置詞「por」が使われています。
・「razón」は「理由」で経緯や出来事などロジカルな理由を聞いているイメージです。
・「motivo」は「動機、理由」でこれも理由を聞いていますが、どちらかというと感情的な部分も含めて聞いているイメージです。
・「causa」は「原因」なので、直接的に原因を聞いています。
ピンポイントに意味を変えて聞きたい時は是非この三つを使い分けてみてください。
特殊なフレーズ
¿Cómo así?
¿Cómo así?
コモ アスィ
それはなぜ?

💡このフレーズの直訳は「どのようにそうであるの?」で、これもちょっと変な訳ですね😅
ちなみにこのフレーズは理由を聞くのがメインではなく、「どういうこと?」と聞く時に使うのが主流なので「どういうこと?」の記事の方で紹介したのですが、
例えば何かの説明を聞いている最中に「それはなぜ?」と、何か特定のことに対して「なんで?」と聞く時にも使えます。
💡使い方としては「¿Y eso?」に似ているけど、これはラフ過ぎないのでちょっと改まったシチュエーションでも使えるものです。
少し遠回り気味に理由や原因を聞いている感じなので、そのようなシチュエーションや
相手に「今私、説明を求められている?!🤨」と思われたくない時などに使えるフレーズですね。
まとめ
疑問詞「¿Por qué?」
「¿Por qué?」を使った「¿Y eso por qué?」から4つの使い方が出来る。
| ¿Y eso por qué? イ エソ ポル ケ | それはなぜ? |
| ¿Por qué? ポル ケ | なぜ? |
| ¿Y eso? イ エソ | (ラフに)それは? |
| ¿Por? ポル | (ラフに)なんで? |
改まった感じで「なぜ?」と聞くフレーズ:
| ¿A qué se debe? ア ケ セ デべ | 直訳:何に原因がある? 訳:なぜ(そうなるの)? |
| ¿Cuál es la razón? クアル エス ラ ラソン | 直訳:その理由は何? 訳:なぜ (そうなるの) ? |
| ¿Cuál podría ser la razón? クアル ポドリア セル ラ ラソン | 直訳: 理由は何であるかもしれない? 訳:なぜだと思う? |
| ¿Por cuál razón? ポル クアル ラソン | 直訳:何の理由でそうなる? 訳:なんでそうなるの? |
| ¿Por cuál motivo? ポル クアル モティボ | 直訳:何が動機/理由でそうなる? 訳:なんでそうなるの? |
| ¿Por cuál causa? ポル クアル カウサ | 直訳:何が原因でそうなる? 訳:なんでそうなるの? |
「¿Cuál es la razón?」と言うと直接的に理由を聞いていて、問い詰めてる感が出てしまう時もある。 「¿Cuál podría ser la razón?」と言うともっと柔らかい表現になり、特定の人のせいにせずに自分を含め問いかけている感じが出る。
・「¿Por cuál...?」は「どの?/何の?」と実際に原因や理由を聞いている前置詞「por」が使われている。 ・「razón」は「理由」で経緯や出来事などロジカルな理由を聞いているイメージ ・「motivo」は「動機、理由」でどちらかというと感情的な部分も含めて聞いているイメージ ・「causa」は「原因」で、直接的に原因を聞いている。
特殊なフレーズ:
¿Cómo así?
コモ アスィ
それはなぜ?
・「どういうこと?」と聞く時に使うのが主流 だけど、何か特定のことに対して「なんで?」と聞く時にも使える。 ・使い方は「¿Y eso?」に似ていて、ラフ過ぎず、ちょっと改まったシチュエーションでも使える。 ・少し遠回り気味に理由や原因を聞いている感じ
他の記事でも色々なフレーズを紹介していますが、MSSではいつもまず使えそうなものから覚えていくのをおススメしています。
今回は、特に最初の「¿Y eso por qué?」をおススメします。1つの長いフレーズを覚えてしまえば4つもそこから出てくるからです!
そこから少しずつ、使いたいシチュエーションに合わせて他のも覚えてみてくださいね!
どれが一番使えそうですか?どれを早速使ってみたいですか?是非コメント欄で教えてください!
ではまた!¡Hasta luego!