スペインと中南米で全然違う!?時間の表現の仕方

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My Spanish Schoolリチです🙋‍♂️

今回はスペイン語の時間の聞き方と答え方の記事続編と言ってもおかしくないです。

なぜならそちらの記事では「今は〇時〇分です」と細かく今の時間を伝える表現を紹介しましたが、それはある意味基礎の表現だったんです。

間違えてはいないですし、ネイティブも普段から使っている表現ですが、答える時に時間が〇時30分以降である場合は別の表現もあって、しかもスペインと中南米で違いがあるんです。

今回はその違いを簡単に分かりやすく紹介していきます。

意外と規則的に変わるだけなのですぐにマスターできると思います!

動画でも簡単に説明しているので是非チェックしてみてくださいね↓

目次

はじめに

ほんの1つだけまず知っていてほしいことがあります。

初心者の方であれば自分が時間を伝える時は前の記事で紹介した、スペインでも中南米でも支障なく通じていつでも使える 「今は〇時〇分です」 の方の表現を使用して下さい。

なぜなら今から教えることは覚えられるかなとは思いますが、

最初の内はややこしく感じて実践は出来ないかもしれません😅

でも慣れれば簡単なので、こちらのは、最初はスペイン語圏の人が使っても理解できるように覚えてみてください。

※ちなみに今回は「30分」になる表現は含まれません※

30分以降の表現

スペイン語の場合、〇時30分以降の表現を日本語訳にすると

「〇時〇分前です」

という言い方になります。

ここでまず知っておかないといけないのが、「〇時」になる表現からですよね。

前回の記事では:

[1時台の時だけ]
Es la (時間) y (分)
エス ラ ... イ ... 
[2時以降]
Son las  (時間) y (分)
ソン ラス ... イ ...
スペイン語で-時間

1時だけ単数だから形が違うという仕組みがあります。と説明しました。

🚩例えば「今は2時」だと:

Son las dos

ソン ラス ドス

🚩「3時」だったら:

Son las tres

ソン ラス トレス

🚩「12時」だったら:

Son las doce

ソン ラス ドセ

という感じで3つ目の句を12までの数字で当てはめます。

これが基礎の記事で説明した事なんです…が!

今回の30分以降の「〇時〇分前です」になる表現に関しては、1時の時も「Es」ではなく、「Son」にして

Son la una

ソン ラ ウナ…

から始めてください🙏

これが自然なんです。

早速ややこしくなったと思いますがこれで覚えてください😅

ではこれを知った上で実質「2時40分」を指す「3時20分前です」はどう言うのか紹介していきます。

そのためにはまず「3時です」と言いたいので:

Son las tres 

ソン ラス トレス

になりますよね。

ここからスペインと南米で言い方が変わってきます。

スぺインの場合

主にスペインでこの後に付けるのが:

Menos 
メノス
マイナス

そして数字の「20」である:

Veinte

べインテ

一緒にするとmenos veinte」になって、直訳で「マイナス20」なんですが、

これで「20分前」という意味になるんです。

全部一つにすると:

Son las tres menos veinte

ソン ラス トレス メノス べインテ

今は3時20分前です

こうなります。

これは主にスペイン、そしてアルゼンチンでも使われている表現です。

中南米の場合

それ以外のほとんどの中南米の国では次のように変わります。

「Son」 は受け継いで、その後に「Menos」の代わりに

para
パラ
~まで

を使います。するとこうなりますよね:

Son las tres para veinte

最後に「Las tres」「veinte」は逆にしてください:

Son veinte para las tres

ソン べインテ パラ ラス トレス

3時まであと20分です

直訳すると「3時まであと20分」と言っている感じなんです。

これがメキシコやペルーなど、中南米での表現です。

ここまでみた違いをまとめるとこうなります↓

時間の表現の違い:

・「〇時」と「〇分」の位置が逆になること

・間にはスペインとアルゼンチンでは「menos」、ほとんどの中南米の国では「para」と言う

 💡ではこの二つの違いを当てはめながら「1時前」で例文作ってみましょう。

実質「12時50分」を指す「1時10分前です」だとどうなるでしょうか?

🚩スペインとアルゼンチンでは:

Son la una menos diez

ソン ラ ウナ メノス ディエス

※1時の時は「las」ではないです※

🚩そしてほとんどの中南米の国だと:

Son diez para la una

ソン ディエス パラ ラ ウナ

逆になった所menosからparaに変わった箇所がどこか把握しておいてください。

15分前と言いたい時

前回の記事ではそこまで細かく説明はしなかったのですが、

「15分前」と言う時に一つ注意点があります。

例えば実質「12時45分」になる「1時15分前」と言いたい時、

🚩スペインとアルゼンチンでは:

Son la una menos quince

ソン ラ ウナ メノス キンセ

🚩そしてほとんどの中南米の国だと:

Son quince para la una

ソン キンセ パラ ラ ウナ

こうなるはずですよね。

「Quince」というのが数字の「15」なんですが、実際はこれより「4分の1」という意味の「Cuarto」が使われるのが自然です。

これは英語の「quarter(クオーター)」に当たります。

ではCuartoを当てはめてみると:

🚩スペインとアルゼンチンでは:

Son la una menos cuarto

ソン ラ ウナ メノス クアルト

🚩そしてほとんどの中南米の国だと:

Son un cuarto para la una

ソン ウン クアルト パラ ラ ウナ

スペイン語-時間は

ただ!中南米だと「Un cuarto」になります。実際これが「4分の1」という意味なんです。

ちょっとややこしいですよね😅

でもこれがネイティブが使う形になるんです。

最初は、使うために覚えておくよりもネイティブが使うから覚えておいた方がいいということなので、自分のペースでパズル感覚で練習しながら覚えてみてください。

まとめ

1時台の時は:

Son la una...
ソン ラ ウナ

2時以降:

Son las ...
ソン ラス

スペインと中南米の違い:

・「〇時」と「〇分」の位置が逆になること

・間にはスペインとアルゼンチンでは「~分前」という意味の「menos」、ほとんどの中南米の国では「〇時まであと~分」という意味の「para」を使う

🚩例1:「5時10分前です」

スペインとアルゼンチンでは:

Son las cinco menos diez

ソン ラス スィンコ メノス ディエス

ほとんどの中南米の国だと:

Son diez para las cinco

ソン ディエス パラ ラス スィンコ

🚩例2:「1時20分前です」

スペインとアルゼンチンでは:

Son la una menos veinte

ソン ラ ウナ メノス べインテ

ほとんどの中南米の国だと:

Son veinte para la una

ソン べインテ パラ ラ ウナ

注意点:
・「15分前」と言う時は数字の「15 - Quince」ではなく、英語の「quarter(クオーター)」に当たる「4分の1」と言う意味の単語を使う

・スペインとアルゼンチンでは「Cuarto」、そしてほとんどの中南米の国では「Un cuarto」

🚩例:「6時15分前です」

スペインとアルゼンチンでは:

Son las siete menos cuarto

ソン ラス スィエテ メノス クアルト

ほとんどの中南米の国だと:

Son un cuarto para las siete

ソン ウン クアルト パラ ラス スィエテ


何回か繰り返していますが、最初の内は自分が使うためでは無くて、ネイティブを理解するためにだけ覚えてみてください。

なぜなら基礎的な方の表現であってもネイティブが使う形であり、どの国でも通じるからです。

というのも言語学習で大切な事は少しずつであっても、たまに休みながらでも、覚え続ける事

要するに継続です。

いつも完璧にしようとすると心が折れてしまうので…それだけはやめましょう

無理をせずに少しずつ覚えていってください!

💡最後に問題です:

  • 「8時20分前です」
  • 「3時5分前です」

この二つはスペイン語でなんと言うでしょうか?

スペインバージョンでも中南米バージョンどちらでもいいですし、両方でもいいので是非コメント欄で教えてください!

ではまた!¡Hasta luego!

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