スペイン語で「両方」「どちらも」「全部」など選ぶ時の超簡単な一言

【ゼロからの文法レッスン】を行っています

詳しくはこちらの動画⬅ から

¡Hola a todos!

My Spanish Schoolリチです🙋‍♂️

何かを選んだりする時に「両方」「全部」って結構使いますよね。

実際これらをスペイン語で言うこと自体は短くてそんなに難しくないです。

ただ1つだけ手間がかかる事があって、今回は基本的に物を指す時の言い方を紹介しますが、

その時にスペイン語では物[名詞]には性[男性名詞女性名詞]があるので、それに従ってフレーズの語尾が2文字だけ変わります。

このルールも意外とシンプルなので今回はそれも含めて簡単に覚えてしまいましょう!

しかも名詞の性が分からない時の対策なども教えるので必見です!

今回も動画で解説しているので是非そちらもチェックしてみてください↓

目次

はじめに

まず今回のテーマを解説にするにあたって、名詞の性が重要なので軽く説明します。

今回は初めて聞いても意味が分かるような名詞を使います

男性名詞 
Chocolate
チョコラテ
チョコレート
スペイン語-チョコレート

英語と同じスペルだけど発音はローマ字読みでOKなんですね

女性名詞
Guitarra
ギターラ
ギター
スペイン語-ギター

これらをこの後使っていきます。

ちなみに名詞の性を見分ける方法もありますが、それは別で紹介します!

「両方」「どちらも」になるフレーズ

Ambos / Ambas

まずは意味がそのまま「両方」になるフレーズからです。

まず「Chocolate」などの男性名詞を指す時は:

男性名詞
Ambos
アンボス
両方、どちらも

女性名詞を指す時は、凄く簡単で、

今回全てのフレーズの語尾の2文字だけ「asに変えて:

女性名詞
Ambas
アンバス
両方、どちらも

になります。

なので指すものが男性名詞なのか女性名詞なのかによって分ける必要がありますが、これら単体で「両方」として使えます。

🚩例えば「両方のチョコレート」と言いたい時はどうなるかというと:

Ambos chocolates

アンボス チョコラテス

スペイン語-両方-チョコレート

🚩それと「両方のギター」と言う場合:

Ambas guitarras

アンバス ギターラス

スペイン語-どちらも-ギター

と単語を付け足します。

ここで「あれっ?名詞に何か変化が起きた?🤔」と思ったあなた!

そうなんです。

「両方」って複数なのでよく見ると名詞も複数形にする為に「s」を付け足しました

名詞の性が分からない時の対処法

ここで、スペイン語をちょっと長めに勉強してきている方ならきっともう気付いたと思います。

1つ、いや、2つ想定できる名詞の性の問題が出てきたはずです。

🚩それがまず例えば「チョコレートとギター」のように

男性名詞女性名詞の両方を指す時はどうするのか🤔

②「両方ください」と言いたいのだけど根本的に単語を知らない時はどうするのか🤔

💡解決策は正直凄く簡単で、

シンプルにどちらのケースでも男性名詞を指す「Ambos」を使えばいい

ということなんです。

②の名詞の性が分からないから「Ambos」と言うと、もしかしたら間違えて女性名詞のものに対して言ってしまうかもしれませんが、

これは実際に、旅行先の珍しいものを見てそれの性が分からない時に

無難に男性名詞を指すものを使う

というネイティブも使用する対処法と言えるので結果、間違っているとは言いきれないんですね。

なので分からない時は無難に「Ambos」を使って大丈夫なので安心してくださいね!

このルールは今回紹介する全フレーズに適応できるので覚えておいてください。

「全部」になるフレーズ

今度は「全部」という意味になるフレーズを紹介していきます!

Los / Las

まず最初は「2つとも」「3つとも」などの表現になるもので、前の項目にも少し近いものを紹介していきます。

男性名詞
Los + [数字]
ロス   
#つとも

これはosで終わっているので男性名詞用ですね。

女性名詞
Las + [数字]
ラス   
#つとも

女性名詞を指す時は語尾をasにして数字を付ければいいだけです。

🚩例えば「2つとも」と言いたい場合:

数字の「2」はスペイン語で「dos」なので

Los dos / Las dos

ロス ドス / ラス ドス

これなら「両方」という意味でも使えますね。

🚩じゃあ「3つとも」と言いたい場合:

「3」「tres」なので

Los tres / Las tres

ロス トレス / ラス トレス

になります。

🚩更に例えば「チョコレート3つとも」などと言いたい場合も同じで:

Los tres chocolates

ロス トレス チョコラテス

🚩「ギター3つとも」と言いたい場合は:

Las tres guitarras

ラス トレス ギターラス

のように名詞の複数形を付け足せばOKです。

💡しかも困った時はここも同じで、男性名詞女性名詞のものを同時に指す時、もしくは根本的に名詞の性が分からなければ

男性名詞
Los + [数字]
ロス    
#つとも

↑こちらを使えばOKです。

便利ですよね!

Todos

「全部」の意味になるものです。それが:

男性名詞
Todos
トドス
全部
女性名詞
Todas
トダス
全部

💡同じく困った時には男性名詞を指す「Todos」を使えばOKという事にもなります。

💡ちなみに「Todos」は英語の「Everyone」になる「全員・みんな」という意味にも使われるので、

男性だけのグループを指す時には「Todos

女性だけのグループを指すには「Todas

そして男女両方いるグループを指す場合や、どちらかの性だけなのか混合なのか分からない時「Todos」でOKです。

💡更に発音のポイントとして、

日本語でも

ぜ~んぶ頂戴!」

のように伸ばして発音して強調することってありますよね。

スペイン語のこの単語でも同じことが起きて、この場合伸ばす部分は男性名詞でも女性名詞でも最初の「To」です。

「Tooooooodo」のように伸ばせば伸ばすほど強調されるということなのです。

🚩例えば「全部のチョコレート」「全部のギター」と言いたい場合は:

Todos chocolates

Todas guitarras

にすればいい…と言いたいのですけど

惜しいです!😣

実は間に単語が1つずつだけ足りないです。

さっき覚えた「los「lasを入れて正しい形になります:

Todos los chocolates

トドス ロス チョコラテス

Todas las guitarras

トダス ラス チョコラテス

になります。

なぜこうなるかというと、実際「los」「las」は英語だと「the」の事で、定冠詞というものなので、

「全部の」とか「全ての」と言う場合は文法上、「the」に当たるものが必要になってくるのですね。

⚠もう一つだけ注意点として、場合によっては「s」抜きの「Todo」「Toda」にもなります

これは不可算名詞の時数えられないものについて言う時にそうなります。

今回は数えられるものだけを紹介しましたが、例えば:

tiempo
ティエンポ
時間
スペイン語-時間
gente
ヘンテ
人々
スペイン語-人々

なども不可算名詞になるんですね。

この場合:

Todo el tiempo

トド エル ティエンポ

全ての時間(=ずっと)

Toda la gente

トダ ラ ヘンテ

全ての人々

のようになります。

なのでもし「Todo」「Toda」になるのはなぜ?🤔と思ったら、数えられないものだからと覚えておいてください。

最後の最後で文法が入って難しくなりましたが、付け足したりするだけなので、使っているうちに自然と使い分けていることできるようになります!

Ninguno

逆に全部嫌だ、選ばない」→「何も」はどうなるでしょうか?

男性名詞
Ninguno
ニングーノ
何も/どれも/どれでもない
女性名詞
Ninguna
ニングーナ
何も/どれも/どれでもない

💡これも男性名詞女性名詞で語尾が変わって、曖昧な時は「Ningunoの方を使っちゃってください。

🚩例えば色々な種類のチョコレートがあって、「どれが好き?」「どれを買う?」と聞かれた時に

Ninguno

ニングーノ

スペイン語で-全て-いいえ

と言うと、「どれも好きじゃない」「何も買わない」になります。

🚩更に「ギターはどれがいい?」などと聞かれて

Ninguna

ニングーナ

と言うと、「どれもいらない」「全部嫌」という意味になります。

なのである意味「全部」というカテゴリーに該当するんですね。

このフレーズは「全く」「これっぽっちも」などを紹介している記事でも詳しく解説しているので是非そちらも合わせて読んでみてください!

まとめ

男性名詞を指す場合と女性名詞を指す場合は語尾が2文字だけ変わって「os」が「as」になる
フレーズ名詞の性が分からない時
Ambos / Ambas
アンボス / アンバス
両方
Ambos
アンボス
Los+ [数字] / Las+ [数字]
ロス  / ラス   
#つとも
Los+[数字]
ロス   
Todos / Todas
トドス / トダス
全部
Todos
トドス
不可算名詞
Todo / Toda
トド / トダ
全部
Todo
トド
Ninguno / Ninguna
ニングーノ / ニングーナ
どれも/何も/どれでもない
Ninguno
ニングーノ
男性名詞女性名詞の両方を指す時や、
根本的に単語の性を知らなくて困った時には
男性名詞を指す方だけを使えばOK
「Todo」を使う時、場合によっては「s」抜きの「Todo」「Toda」にもなり、これは「Tiempo/時間」や「Gente/人々」など不可算名詞⇒数えられないものについて言う時にそうなる

🚩皆さん最後に簡単な問題です:

男性名詞
Jugo
フーゴ
ジュース

を使って

「全部のジュース」

スペイン語-ジュース

女性名詞
Hamburguesa
アンブルゲサ
ハンバーガー

を使って

「ハンバーガー3つとも」

スペイン語-ハンバーガー

というフレーズを作ってコメントに回答を書いてみてください。


今回紹介したフレーズ自体は3つだけですし、規則的に変化していて、分からない時の対処法もあるので結構簡単に覚えられると思います!

もちろん文法を理解するのも必要ですが、MSSではフレーズで簡単にスペイン語を学べるサポートをしていきたいと思います!

ではまた!¡Hasta luego!

コメント欄

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です