スペイン語で親切に、でもハッキリと断る時のフレーズ

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¡Hola a todos!
My Spanish Schoolのリチです🙋♂️
色々な場面で「NO」と言えるのは重要ですよね!
何でもかんでも受け入れてしまったら身が持たないです😣
なので今回は「No」と言いたいけど相手を傷つけたくない場合などに親切に断る表現を見ていきます。
しかもまずはフレーズが「No,・・・」の形の表現を紹介していきます
なので形に共通点があったりして覚えやすいと思います
Youtubeでも簡単に紹介しているので是非チェックしてみてくださいね↓
目次
いつでも丁寧に断るフレーズ
まずはほとんどの場合で使える丁寧に断ることができるフレーズです。
No, gracias
これはすごく簡単なフレーズでもちろんすごく便利なんですが、
今回紹介するフレーズに一番近い英語が:
No, thank you
聞いたことあると思います。
この「thank you」の部分をスペイン語にすると:
No, gracias
ノ グラシアス
いいえ、でもありがとうございます

「Gracias」は「ありがとう」で他の記事でも色々な「ありがとう」の使い方を紹介してますし便利なフレーズです。
この場合はフレーズが少しでも親切に聞こえるように「Gracias」が使われてます。
💡親切な発音のコツとしてはアクセントが付く「gra」の部分を少し伸ばして発音すると大分親切に聞こえます。
1つだけ覚えたい方はこれを是非覚えてみて下さい!
申し訳なく断るフレーズ
できたら断りたくないけど何かの都合であったりでしょうがなく断る時のフレーズです。
これも「No」から始まります。
No, lo siento
それが:
No, lo siento
ノ ロ シエント
いいえ、ごめんなさい

「lo siento」はスペイン語で「申し訳ないです」や「ごめんなさい」という意味で謝罪の言葉です。
別の記事で紹介している謝罪の言葉を使ってもいいです。
💡ちなみに+αで簡単なある単語が付け足せます。
それが1つ目のフレーズでも使った「Gracias」です。
それでフレーズが
No, lo siento, gracias
ノ ロ シエント グラシアス
いいえ、ごめんなさい。でもありがとうございます
これで大分親切になります。
何か勧められて断るフレーズ
今度は何かを勧められて断りたい時のフレーズです。
基本的に使えるのはお店だったりレストランの店員さんに何かを勧められた時です。
ですのでここで紹介するフレーズの意味は「いいえ、大丈夫です」になります。
No, estoy bien
No, estoy bien
ノ エストイ ビエン
いいえ、大丈夫です

💡このフレーズでも是非実践してほしいのが、また「Gracias」を付け足すことです。
それで、
No, estoy bien, gracias
ノ エストイ ビエン グラシアス
いいえ、大丈夫です。でもありがとうございます
こうすると凄く親切に相手の気に障ることなく断ることができます。
「Gracias」はいろんな場面でフレーズをオブラートに包むにはもってこいの言葉なんですね。
ハッキリと断るフレーズ
ハッキリと断るのも時には大事なことかなと思います。
なぜなら前の3つのフレーズを使ったとしても尚、相手から勧められたり言われたりする場合はきっぱりと断った方がいいですよね。
No, no me interesa
それでも相手を出来るだけ嫌な気分にさせたくないので失礼に当たらないフレーズは:
No, no me interesa
ノ ノ メ インテレサ
いいえ、興味ないです

が!
正直これだとまだ直接的です。
もちろんしつこい人であればこのままで使うのもアリだと思います。
声を荒らげて言わない限り失礼ではないので大丈夫です。
💡もう少しオブラートに包みたい場合は
ここでも「Gracias」を付け足しましょう。
No, no me interesa, gracias
ノ ノ メ インテレサ グラシアス
いいえ、興味ないです。でもありがとうございます
これで親切にかつハッキリと断ることもできます。
🚩ここで補足なんですが、
このフレーズは「Gracias」を付けたとしても、前の3つのどれかを使った上で相手が受け入れてくれなくて、最後の手として言う
という使い方をします。
皆さんにもそれをお勧めします。
他のネイティブっぽく断るフレーズ
今度はネイティブっぽく断る表現を見ていきます。
一つ注意点として、ここはネイティブっぽくなる代わりに少しラフにもなるので使う時に注意が必要です。
(ちなみにこれらにも、最後に「Gracias」が付け足せます)
Yo paso
Yo paso
ヨ パソ
私は(この機会は)パスします
⇒遠慮します

💡このフレーズは直訳だと「私が通る」で「Yo」が「私」、「paso」が「通る」なのでちょっと変ですよね😅
ニュアンスに近い訳だと「私は(この機会は)パスします」になるんです。
というのもイメージだと、「私は(この機会には触れずに)まっすぐ通る」「スルーする」のイメージです。
例えば「今日この後○○に行かない?😎」と聞かれて「Yo paso」と言うと、「今日はやめとく」「今日は遠慮する」の意味で「今日はちょっとパスするわ~😅」と言う風に使えるんです。
なので特殊ですが、その分とてもネイティブっぽくもあるんです。
🚩しかも、これは更に自然な表現にもできて、使うのは「通る」という意味の単語だけで:
Paso
パソ
(この機会は)パスします
⇒遠慮します
これでも同じ意味なります。ただ、この短いのだと更にラフなので、使う相手には注意が必要です。
なので無難に使いたい場合は少しだけラフな「Yo paso」がおススメです。
ちなみにこれは「遠慮する」という日本語訳も大分近いですね。
Ahí no más
Ahí no más
アイー ノ マス
(そのままで)大丈夫です
⇒結構です

💡これは直訳だと「(そのままで)大丈夫です」もしくは「大丈夫です」になります。
なので前の項目の「いいえ、大丈夫です」である「No, estoy bien」に凄く近いですが、こっちは少しラフな表現になります。
これは単語ごとに説明すると余計難く感じるというか、特殊なのでフレーズで覚えてみてください!
Quizás para la próxima
ここだけちょっと長くなりますが、ネイティブはよく使うフレーズです。
Quizás para la próxima
キサス パラ ラ プロクスィマ
もしかしたら次の機会に
⇒遠慮します

💡訳は「もしかしたら次の機会に」になるものなんですね。
日本語でもそうだと思いますが、これを言われた側はハッキリとは言われてないけど断られたと分かるフレーズですよね。
「Quizás」は「もしかしたら」で「para」は「…に」で「la próxima」は「次の機会」を指しているので、意味自体が最強で、親切に断れる万能な表現です。
是非、練習してみてください。発音が聞きたい方は動画の方もチェックしてみてくださいね!
感謝の表現を付け足して親切にする
上記で「Gracias」を最後に付け足す方法を教えましたが、ここでは前に付け足す方法と、他の感謝の表現も教えます!
ナチュラルに付け足すにはまず、感謝の表現の後に「でも…」と言う意味の「pero」を付けて、その後に今回紹介したフレーズを言う感じになります。
Gracias pero…
Gracias pero... グラスィアス ペロ ありがとう、でも...
💡付け足せるフレーズのほとんどがラフでカジュアルよりなので訳もカジュアルになっています。
🚩まず「No…」から始まるフレーズだと:
Gracias pero no, estoy bien
グラスィアス ペロ ノ エストイ ビエン
ありがとう、でも結構です
🚩他にも:
Gracias pero quizás para la próxima
グラスィアス ペロ キサス パラ ラ プロクスィマ
ありがとう、でももしかしたらつぎの機会に
このように組み合わせるだけでラフでありつつ、親切な断り方になります。
「No, gracias」以外ならどれでも組み合わせることができるので、自分が使いたいものからでもいいので組み合わせて覚えてみてください。
Te agradezco pero…
付け足す感謝の表現はもちろん「Gracias」でもいいですし、「Gracias」を使わない感謝の表現も他にもあって、別の記事で紹介しました。
そこから一つ使えるのは:
Te agradezco pero...
テ アグラデスコ ペロ
君に感謝してる、でも...
これはカジュアルな形で、フォーマルにするには「Te」の部分が「Le」に変わるだけです。ここもラフなフレーズと組み合わせるのでフォーマルな方はあえて使いません。
🚩「遠慮します」になるフレーズと組み合わせると:
Te agradezco pero yo paso
テ アグラデスコ ペロ ヨ パソ
君に感謝してる、でも(この機会は)パスする
🚩他にも:
Te agradezco pero ahí no mas
テ アグラデスコ ペロ アイー ノ マス
君に感謝してる、でも(そのままで)大丈夫
「Gracias」に比べると少し長くなってしまうかもですが、これも結構親切でワンクッション入れた丁寧な断り方になるのでおススメです。
まとめ
どの場面でも使えるフレーズ:
No, gracias
ノ グラシアス
いいえ、でもありがとうございます
これは英語の「No, thank you」に等しいものだと思ってOKです。
💡「gra」の部分を少し伸ばして発音すると特に親切です。
申し訳なく断るフレーズ:
No, lo siento
ノ ノ ロ シエント
いいえ、ごめんなさい
何か勧められた時に断るフレーズ:
No, estoy bien
ノ エストイ ビエン
いいえ、大丈夫です
ハッキリと断りたい時のフレーズ:
No, no me interesa
ノ ノ メ インテレサ
いいえ、興味ないです
他のネイティブっぽく断る表現:
Yo paso ヨ パソ | 私は(この機会は)パスします ⇒遠慮します |
Paso パソ | 更にラフな: (この機会は)パスします ⇒遠慮します |
Ahí no más アイー ノ マス | (そのままで)大丈夫です ⇒結構です |
Quizás para la próxima キサス パラ ラ プロクスィマ | もしかしたら次の機会に ⇒遠慮します |
ここはとてもネイティブっぽくなる代わりに少しラフにもなるので使う時に注意が必要
感謝の表現を付け足して親切にする:
Gracias pero… グラスィアス ペロ | ありがとう、でも… |
Gracias pero… グラスィアス ペロ | ありがとう、でも… |
Te agradezco pero… テ アグラデスコ ペロ | 君に感謝してる、でも… |
・「No, gracias」以外ならどれでも組み合わせることができる
たまに断るって難しいですよね…😫
でも「No」であるならハッキリと相手に伝えた方がいいと思います
そんな時に今回のフレーズをぜひ使ってみてください!
どのフレーズを使ってみたいですか?是非コメント欄で教えてください!
ではまた!¡Hasta luego!